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新しい友達 ロックマン11

最初に買ったものよく楽しんでるもの。それについての思い出を書いた。いつまでも古いものを楽しみ続けるのもいいが、8年ほどの日にちをあけて友が再び訪ねてきた。私は喜んで歓迎し、すでに楽しみ方を変えながら6回ほどクリアした。

ゲームを作るノウハウは3年ほどで失われる。そんな言葉を耳にしたことがある。だから目を背けたくなるような出来ではないかと、勘繰ることもあったが、私の期待や想像を超えたものが用意され、自身の疑い深さに恥じたものだ。

折角だから7回目のクリアに取り掛かろう。友達と何度同じ話を繰り返しても楽しいように、ロックマンもまた何度クリアしても楽しいのだ。

ゲームを起動してOPが流れる。私は最初これに感動したものだ。ここには若き日のライトとワイリーの確執の始まりが語られている。二人の研究のうちライトのほうが優先されたため、ワイリーは悪の道に走った。そういう話は昔からされていたが具体的な内容はわからなかった。

だがここで判明した。人類の友達になる存在を作りたかったライト、人類が憧れるような存在を作りたかったワイリー。ワイリーの研究は危険が伴うため採用されなかった。ロックマン30年の歴史がついに動いたと私は感じた。そしてただの悪役だったワイリーがいつもと違うように見えたものだ。

しみじみとOPを眺めたら本編に移ろう。4つの難易度が並ぶ。最高と最低については横に置いとく。経験者向けのオリジナルと、経験者だけど久々な人向けのアドヴァンスの二つについて。

ロックマン11の難易度はかなり高い。私は何度もクリアしてるからオリジナルを選ぶものの、シリーズを現役プレイしててもアドヴァンスを選ぶことをお勧めする。アドヴァンスでは復帰ポイントが増えて、難しいギミックに再挑戦するのが楽なのだ。後オリジナルの難易度は新システムを使いこなす前提の難易度だと思う。まずは低難度でシステムに慣れてほしい

選択を終えるとワイリーがかつての研究、ギアシステムを使い、ロボット攫う。ロックマンはギアを持ったワイリーに対抗するため、自分にもギアを埋め込む。対抗するためにパワーアップは、どことなくロックマンワールド5のことを思い出す。

ギアシステムについては後にして、8ボスの選択画面を見よう。ここは体験版で闘えるボスだったブロックマンを選ぶ。

舞台はドットから3Dに変わったが、ロックマンの本質は何一つ変わらない。最近FC版をやっていたが、それによる弊害は起こらない。今まで同じようにロックマンを動かしていく。

順調に進み、中ボスへとたどり着く。今回はステージの長さが、感覚的にFCと比べて二倍程度、前後合わせたロックマン8並みの長さがある。そのためか8ボスステージに中ボスが完備されている。中々粋な仕様だ。ここで飛ばしたギアシステムのうちスピードギアを試そうか。

ロックマンの動きが遅くなるが、周りの速度はそれ以上に遅くなる。相対的にロックマンが素早く動けるのだ。このシステムと連射機能を使えば、中ボスもアッサリ瞬殺。だが全部がこうはいかない。そこは考えられている。

スピードギアはステージ攻略にも使える。落下してくるブロックを遅くして、そこの上に乗り次の足場に移るなんて出来る。使いこなすほどカッコよく動ける。性質は違うもののロックマンXのダッシュのようなものを感じる。

ついでに説明、Xボタンにラッシュコイルが振り分けられ、ワンボタンで呼び出せる。飛び越えられそうと思ったらすぐ召喚できるのは思った以上に便利だ。

省けるギミックはラッシュコイルで飛ばし、落ちるブロックをスピードギアで渡っていく。そんな風に障害を突破し、ついにボスへたどり着く。このボスは動きが単純だ。隙間があいたブロックを落とし、攻撃するとジャンプして押しつぶそうとする。

よくあるパターンだ。見え見えの動きを捌き、ボスの体力を半分にするとギアシステムを発動させる。ボスもギアシステムを使ってくる。これはシリーズで似たようなものだとロックマンX8のボスの放ってくる必殺技のようなものだ。

ブロックマンのギアは派手で、巨大ロボに変身する。こいつの動きは中々厄介だ。前半を無傷で突破できても、何度こいつに叩き潰されたことか。だが慣れた私の敵ではない。こちらもパワーギアで対抗する。

ロックマンのパワーギアはX2のようなダブルチャージショットを放つ。撃った時の反動はあるが、当たれば非常にダメージが大きい。デカイ図体にパワーギアをたたき込み破壊する。

こうなると残るは、壊せるブロックを連打するだけのデクノボウ。このままチャージショットを撃ち続ければ勝てるが……せっかくだ、最強の必殺技を披露しよう。

私は故意にロックマンの体力を減らし、禁断のダブルギアを起動する。これは体力が一定の時発動でき、パワーギアとスピードギアが同時に作動し、さらに最強のファイナルチャージショットも撃てる。だが効果時間を終えるとロックマンがパワーダウンを起こす。まさに最後の切り札、派手にかますぜ!

ブロックマンは爆発四散!そして恒例の特殊武器ゲット。今回は特殊武器ごとに姿が変わる。性能が変わるのは武器だけだけどね。

パワーギアは特殊武器にも適応され、消費が大きい代わりに効果が派手になる。ロックマンXの特殊武器チャージなようなものだ。このパワーギア特殊は攻略に非常に役に立つ。使いこなしてモノにしろ!

さて次のボスはどうしようか?弱点順にアシッドマンか、全体攻撃が便利なツンドラマンか、移動能力の高いパイルマンか……今回のロックマンは非常に性能が高い。だから弱点武器に頼らなくてもボスが倒しやすい。ただボスが弱いというわけではない。ボスも強い。ボスがくれる特殊武器も強い。全てが強いインフレ戦闘だ。

アシッドマンステージは結構トラップの回避が難しいから、先にパイルマンの武器取ってショートカットできるようにしようか。弱点じゃないけどステージ攻略でブロックマンの武器は役に立つ。

さてパイルマン攻略だが、話はここで終わるとしよう。これは最新の友達だ。ここですべてを明かすのは奥ゆかしくない。かつて友達だった人も、今から出会おうとする人も、これは全員に喜ばせてくれる。君も友達になってくれれば幸いだ。

さぽーとすると映画館にいくかいすうが増えます