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物語

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いくつもの物語。基本読み切り
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#ブラッドボーン

ブラッドボーン 夜明けを追う狩人 第一話 『目覚め』

次 「『青ざめた血』を求めよ。狩りを全うするために」  暗く瓶が散らばる診療所の台から目…

ブラッドボーン 夜明けを追う狩人 第二話 『朽ちた街』

前 次 荒れた診療所の外は荒れた中庭……いや墓地というべきか。地面のレンガ剥がれ、鉄柵は…

ブラッドボーン 夜明けを追う狩人 第三話 『大橋』

前 次 「…ああ、獣狩りの方ですね。それに…どうやら、外からの方のようだ。私はギルバート…

ブラッドボーン 夜明けを追う狩人 第四話 『聖職者の獣』

前 次 ナニカの正体を見極めるため目を見開く。それと同時に目の裏が熱くなり、何かが弾けた…

ブラッドボーン 夜明けを追う狩人 第五話 『狩人の夢』

前 次 「はじめまして。狩人様。私は人形。この夢で、あなたのお世話をするものです」 整っ…

ブラッドボーン 夜明けを追う狩人 第六話 『下水橋』

前 次 「なるほど…この市街から聖堂街に向かうには、大橋を使うほかないのですが獣狩りの夜…

ブラッドボーン 夜明けを追う狩人 第七話 『ガスコイン神父』

前 乱雑に置かれた墓石の中、グチャリグチャリと音がする方向へ歩く。丸帽子にカッソクコートを着た男、グチャリグチャリと獣に大きな斧を片手で打ち付けている。 「…どこもかしこも、獣ばかりだ…貴様もどうせ、そうなるのだろう?」 打ち付ける手を止め、白い歯をこちらに向ける。言葉に理性を感じない。獣がうめいてるようだ。右手に握られた斧は使者が渡そうとしたもの一つ。獣になった狩人か。 聖職者の獣と出会ったときにあったゾワっとした感じが再び頭の中に訪れる。ガスコイン神父、名前が見え