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香川県さぬき市で行われた複業人材登用の実証実験!約6ヶ月間の取り組みの内容とは?

こんにちは!Another works の広報担当、けーやまです😊🌟

今回は、2月25日に開催された、香川県さぬき市の複業人材登用プロジェクト活動報告会をレポートします!6ヶ月にわたる取り組みでは、実際にどのようなことが行われたのか?まとめました!

実証実験の概要について

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香川県さぬき市とAnother worksは、2021年6月25日に「民間人材との協働による広報、デジタル化の推進に関する連携協定」を締結しました。

Another worksが提供する「複業クラウド」を通じ、DX戦略の立案、SNSなどを使った広報・PR戦略の立案、市民が利用しやすいホームページのデザインといった3分野で、3名のアドバイザーを採用しました。

アドバイザーの方々には、2021年9月から2022年2月末までの約6か月間、オンラインを中心に参画いただきました。

▼登用されたアドバイザーの方々
・DXアドバイザー:藤原幹典氏
・デザインアドバイザー:阿部真宏氏
・広報アドバイザー:浅川淑子氏

「デザイン」グループの活動報告

<自治体担当者からの報告>
さぬき市ホームページの運用において、デジタル情報に関する知識不足や、伝えたい情報を伝えきれないといった課題感をもっており、アドバイザーの阿部さんにアドバイスをいただきました。

7回のミーティングを通してホームページのデザインや導線における問題点の確認、アクセスログの解析、コンセプトや目標設定、仕様書案の作成について協議を重ねました。また阿部さんには、問題点の解決や仕様策定を協議する上で、ラフイメージを作成していただきました。

<自治体担当者からのコメント>
民間のプロの方と一緒に仕事ができたということが、個人的にはすごくよかったです。公務員だけでは思い付かない発想を、ラフイメージとして見せていただき、ありたい姿を描くときにとても参考になりました!

<阿部氏からのコメント>
活動を振り返ってよかった点として、市民の方の生活に関わる大切なサービスに携わることができたことは、良い経験になりました。

プロジェクト進行中もサイトを改善していただいたり、新しい取り組みをされていて、変化を見ることができて嬉しかったです。

また職員の方々の人柄が温かく、一緒にお仕事をすることができてよかったです。今回現地にいって市民の方と触れ合ったり、グルメを堪能したりすることはできなかったのですが、コロナの状況が落ち着いたらまた伺いたいなと思います。

「広報」グループの活動報告

<自治体担当者からの報告>
広報においては、さぬき市といえば「これ」と言えるものがない、広報媒体を効果的に活用できていない、情報発信に対する職員の意識の差があるといった課題感を抱いていました。

アドバイザーの浅川さんとのミーティングを通して、さぬき市の魅力に関するアンケート調査の実施、調査結果に基づいたさぬき市のPRに効果的な方策の検討、キャッチコピーの考案等を行うことができました。

今後も全職員で戦略的な広報を行うことを目指し、浅川さんからいただいた広報マニュアルを周知することで、職員の意識強化を図ります。

<自治体担当者からのコメント>
誰に伝えたいのか、どんな媒体を使えば効果的なのか?ということを、今回浅川さんのアドバイスのおかげで意識できるようになりました。情報発信の基本的なことから学ぶことができてよかったです。

他の部署の職員と一つのことに向かって取り組むことができたことは、自身にとっても大きな財産になりました。

<浅川氏からのコメント>
今回広報アドバイザーとして意図したのは、「広報の仕事が楽しくなる」こと。やらされている感ではなく、自分から進んで情報発信をするような状態になればいいなと思って進めました。重視したのは、「職員の皆様の意識づくり」と、「情報発信のプロセス」の2点です。

プロジェクトが進んでからは、会議の場を楽しくする方法や、プレスリリースの書き方、広報の目的など、「考え方のプロセス」をお伝えしました。私はその「考え方のプロセス」を提供しただけなのですが、職員の皆様が素晴らしかったのは、私が伝えたことを素直に即行動してくださったことです。そのおかげで、今回の結果につながったのかなと思っています。

職員の皆様には感謝と敬意を表したいと考えています。6ヶ月間、私にとっても貴重な経験となりました、ありがとうございました。

「DX」グループの活動報告

<自治体担当者からの報告>
デジタル化で目指す政策の方向性を模索している段階であるさぬき市は、以下の2つの目標を掲げ取り組みを進めました。
・さぬき市DX推進計画を策定すること
・上記の取り組み事項のうち、1つ以上を今年度中に実装すること

アドバイザーの藤原さんには、DX職員研修や、DX担当課のヒアリングを中心にサポートいただき、DXを推進する目的やミッション、ビジョン、バリューを整理することができました。

得られた成果としては、さぬき市DX推進計画案の取りまとめが完了したことと、さぬき市LINE公式アカウントを開設したことが挙げられます。今後も藤原さんが与えてくれた「気づき」を忘れることなく、「市民が求めるサービスとは何か?」を問い続けながら取り組みを続けていきます!

<自治体担当者からのコメント>
今回藤原さんが企画してくださった研修やワークショップを通して、デジタルはあくまでも手段であり、目的ではないということがわかりました。

職員の業務を快適に、そして市民の皆さんのがより良い生活をしていただけるように、デジタルを使っていこうよという考え方を浸透していただき感謝しています。

課をまたがってプロジェクトに取り組んでみて、似通った課題を持っている課は手を取り合って、コンセプトやありたい姿を定めて実践することが大事だなと気づきました!

<藤原氏からのコメント>
国の計画の焼き直しではない「さぬき市による、さぬき市のための」DX推進計画を着実に実行し、1つずつ実現していってほしいと思います。

個人的には、自分なりの自治体DXを思い描くことができ、貴重な機会となりました。私が思うDXは、さぬき市に集う人たちの「力」や「チャレンジングスピリット」を応援し、地域と繋がり、地域に活力を生み出す好循環にデジタルが寄与することだと認識できました。

ワークショップのファシリテーターをやっていてすごく楽しくて、この先のキャリアに悩んでいたところも少しずつ見えてきました。

Another works では自治体連携を推進しています!ぜひ複業クラウドに登録してみてください😊♪
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