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若者の就職観と吉岡里帆の話。

吉岡里帆が好き

突然だが僕は吉岡里帆が好きだ。

なぜ突然そんなことを書くのかと言われたら大した理由は無いけれど、あえて言うなら突然の風に吹かれたとしか言いようがない。

この曲良かったよね。


話を吉岡里帆に戻そう。

まあ単純に見た目が好きなわけで、彼女の作品をそれほど観たことはない。というか数本ドラマを観たけど面白くなかった。でも見た目が好き。


高校生が就職で大事にしていること。

企業の高校生採用のサポートをする仕事が入り、高校の就職課の先生に会ってきた。

そこでふと「最近の高校生はどういう会社が人気ですか?」と聞いてみた。

工業高校なのでやはり製造業、しかも愛知県といえばトヨタのお膝元だからやはりそういった会社の名前が出てくるかと思いきや先生から一言。


「家から近い会社です」



家から近い会社に入りたい高校生

上のアンケートは高校生向け就職活動サイトを運営するジョブドラフトが2019年に実施した「高校生の就職活動についてのアンケート調査」の結果。

ここでは「家に近い会社」は第4位なのだが、僕が訪問した高校の先生達の多くが「多分、家に近い会社が一位かもしれない」という。

よくよく考えてみたら、アンケートという堅苦しい形式をとれば真面目な回答が返ってくるかもしれないが、実際のところ1位の「人間関係」も2位の「会社の安定性」も3位の「待遇」も、就業経験の無い高校生には分からない。高校生が本音を言えば「家から近い会社」となるのもうなずける。


もっと言えばこれは高校生に限らない。

僕がリクナビの営業をしていた頃、名古屋の企業で内定辞退者が出た。

慌てる採用担当者に「事態の理由は何ですか?」と尋ねると、

「ウチの会社、今度静岡県浜松市に営業所を出すんです。その学生が『他拠点への転勤は嫌なので辞退します』と言ってきました。まだ配属なんて決めてもいないのに…。」

ちなみに名古屋から浜松は110km。通勤は大変だが週末に電車で帰るのは簡単な距離である。転勤と呼んでいいのかどうかも怪しい。


そうは言っても若者には外の世界を見てほしい

家から近いことは素敵なことだけど、本音を言えば若者には外の世界を見てほしいと思ってしまう。

沢山の選択肢があるうちは、なるべく自分の視野が広がるような道を選んでほしい。

大人になると物理的な制約が増えていき、子どもの保育園の送り迎えがしやすい会社や両親の介護ができる地域の会社など、選択肢は狭まるもの。

選択肢が狭いと視野が狭くなる。視野が狭くなるとまた選択肢が狭まる。


日本はカリフォルニア州よりも小さいってご存知?

大学時代、ゼミの教授がサラりと発した一言が19歳の僕には新鮮だった。

「日本はカリフォルニア州より小さいんだぞ。」


アメリカに50の州があることは知っていたが、そのうちのたった1つであるカリフォルニア州が日本よりも大きいことは知らなかった。

岐阜県の田舎から東京の大学にやってきただけでも大きな挑戦だと思っていた自分にとっては、己のスケールの小ささと、日本の小ささ、そして世界の広さを思い知らされた出来事だった。

ちなみに日本の面積は378,000km²。カリフォルニア州は424,000 km²。


余談だがメジャーリーグ、エンゼルスの大谷翔平選手は今月末にニューヨーク・ヤンキースと試合をする。

彼は連日ピッチャーとバッターの二刀流で試合に出ているが、エンゼルスの本拠地ロサンゼルスからヤンキースの本拠地ニューヨークまでは4,400kmもある。ちなみに時差3時間。

4,400キロといえば大体東京からタイ・バンコクまでの距離に近い。

海外の人たちは日々そんな距離感で仕事をしているのである。

その事実だけでも若い人には知ってほしいと思う。


オーストラリア出張中に吉岡里帆が来た

話を吉岡里帆に戻そう。

僕が2017年の春にオーストラリア出張をしたときのこと。

Instagramを見ていたら何と吉岡里帆がオーストラリアに来て写真集の撮影をしているという。

何という偶然!!これは撮影場所を探して行くしかない!!

彼女が撮影しているのがビクトリア州・メルボルン。僕がその時いたのは西オーストラリア州・パース。

地図で見たら3,400キロあった。遠い。

ちなみに西オーストラリア州は日本の7倍もある。

世界は広い…。


先日清水ミチコ似の友人に話をしていたら、

「吉岡里帆は可愛すぎるからあんまり女の子には吉岡里帆が好きって言わないほうがいいよ。むしろ私がどんぎつね役やりたいわ~」と言っていた。

返事はしなかった。



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