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ロジカルにうさぎとかめの童話を分析・解釈してみた


はじめに

どうも〜、ひょっとこです。
最近、最初の挨拶を何で始めるか迷っていましたが、「どうも」〜で行くことに決めました。

朝・昼・晩で気にすることなく始められる挨拶なので、「どうも〜」が使いやすいかなと。
芸人さんが「どうも〜」と言って登場するのは、挨拶を使う時間帯を気にしなくていいからなのかもしれませんね。

さて、本日は会社の後輩と1ON1をした際にした、うさぎとかめの話をロジカルにパターン分けして伝えた内容を記事にしていこうと思います。

うさぎとかめの童話

童話紹介

本日紹介する童話は、有名なうさぎとかめが競争する童話です。
子供の頃に読み聞かされた人が多いのではないでしょうか?

最近は動画になっているのですね。
私も調べてみて初めて知りました。

本を読むことで読解力や想像力が高まると思うので、ぜひ本で読んで欲しいというのが私の思いだったりします。

童話の要約

簡単にお話をまとめるとうさぎとかめが競争することになり、途中で走ることをやめたうさぎに対して、走り続けたかめが競争に勝つというシンプルなお話となっています。

このお話は、現実の世界でも同様のことが言えるかなと考えています。
このお話が伝えたかったことが何なのか、私なりの分析・解釈をまとめていこうと思います。

ロジカルに分析してみた

条件整理

さて、まずは登場人物やレースの条件、状況を整理していこうと思います。

今回の登場人物は、うさぎとかめの2匹となります。
また、走るコースはうさぎとかめで条件は同じ、どちらか一方に有利ではなく対等の条件でコースを走っていましたね。

  • ここまでの情報整理

    • 登場人物

      • うさぎ

      • かめ

    • レースの条件

      • 2匹とも同じコースを走る。

      • どちらか1方に有利という状況はない。

そして、うさぎとかめがレースでとった行動を整理すると、走る・走らないという行動を選択してとっています。

コースの条件に差分はないのでレースには影響のない条件として処理してしまい、影響がある「うさぎ・かめ」(登場人物と才能の差)×「走る・走らない」(行動)でパターンを整理してみようと思います。

うさぎとかめのパターン整理

さて、先ほどのパターンを整理するとこうなります。

登場人物が「うさぎ・かめ」なので2パターン
それぞれの行動が「走る・走らない」の2パターン

となるので、2×2の4パターンが全量の組み合わせとなります。

図にすると以下のような感じですね。

登場人物と行動のパターン整理

画像はダウンロードできるようにしておきます。

画像を見てもらえるとわかるのですが、「うさぎ・かめ」と「走る・走らない」の組み合わせは4パターンとなりますよね。
以下に組み合わせを記載しようと思います。

  1. 走るうさぎ

  2. 走らないうさぎ

  3. 走るかめ

  4. 走らないかめ

これから先はこの4パターンを使ってこの話で伝えたかったことについて、私なりの解釈をまとめていきます。

私なりの解釈

この童話で伝えたかったこと

一言でまとめてしまうと、どれだけ才能があっても磨かなければ何の意味もないということ
また、才能以前に継続した努力をし続ければ才能が劣る人でも才能がある人を追い抜くことができるということを伝えたかったのではないでしょうか。

この物語で出てきたパターンは、2の走らないうさぎ(途中まで走っていたが最後まで走り切らなかった)と3の走るかめでしたね。

現実世界でも才能はあるが努力をしない人間と才能はそこまでないのだが努力し続けた人間がいたとします。
どっちの方が長い目で見た時に成長していると思いますか?
私は後者の努力し続けた人間だと思います。(走るかめの方ですね。)

ですので、うさぎに勝とうと思うのであれば、まずは継続して走り続けろということを伝えてくれているのだと思います。

他のパターンも含めての解釈

ここからは私の解釈となるのですが、最強は1の「走るうさぎ」だと思っています。

走るうさぎって、才能もあって努力もし続けられる人間のことで、これが最強種だと思っています。(スポーツ選手なら、フィジカルにも恵まれていてサボることなく努力できるタイプ、最近だと野球の大谷選手とかがこのタイプだと思っています。)
このタイプに勝つのはかなり難しいです。
ただ、このタイプは世の中の上位数%〜10%くらいしかいない希少なタイプなのでそう数は多くないと思います。

ほとんどの人間は、かめなんだと私は考えています。
自分のことをうさぎと思い込んでいる人がかなりいるような気もしますが、ほとんどが勘違いなのだと私は思っています。

もう一つこの童話にはでてこなかったのですが、4の「走らないかめ」がいます。
このタイプも非常に多いです。
そこまで才能に恵まれているわけでもないのに、努力もしないタイプですね。(皆さんも身近な人で心当たりあったりするのではないでしょうか)

このタイプは、自分の状況に危機感を感じていない、諦めてしまっている、できないと思い込んでいるタイプが多いのではないでしょうか。
自分がとことん追い込まれるような環境がないと、なかなか変われないかもしれないですね。

私の場合はコンサルティングファームという特殊な環境で、常に追い込まれ続けていたのが上記のような環境だったかなと思います。
「走るかめ」になったきっかけはコンサルではないですが、継続した努力があたりまえと思える環境としては良かったなと感じています。

2の「走らないうさぎ」も「4の走らないかめ」とほぼ同じです。
走らなければどうしようもないので、どれだけ才能があろうと宝の持ち腐れになっているタイプですね。(本当に勿体無いタイプだなと思います。)

3の「走るかめ」は1の「走るうさぎ」以外には長い目でみると抜くことは可能だと思います。
学生時代は優秀じゃなかった人でも、社会人になってから努力して変わった人も多く知っているので継続的に努力をすることで2の「走らないうさぎ」(社会人になって継続的な努力をやめたうさぎ)や4の「走らないかめ」よりも優れた人間になっていくんじゃないかなと思います。

ちなみに、私は3の「走るかめ」であろうとしています。
そこまで特出した才能があるわけではないので、少なくとも継続的な努力をして「走らないうさぎ」と「走らないかめ」にはならないように努めています。

このパターンに優劣をつけると
1. 走るうさぎ > 3. 走るかめ > 2.走らないうさぎ >= 走らないかめ
となるのでしょうね。

世の中に才能というものはあると思います。
ただ、才能だけが全てを決めるわけではなく、継続した努力が前提条件にあり、継続した努力を続けることで才能の優劣を覆すことができると童話を通して伝えたかったのかなと私は解釈しております。

おわりに

いかがだったでしょうか?
こういう童話や古典って読み手の解釈によって大きく捉え方が変わってくるので、皆さんの身の回りの人とお互いの解釈を語り合ってみても面白いのではないでしょうか。

シンプルな話ですが、どういうことなんだろう、現実世界ではどういうケースに当てはまるんだろうと考えていくと自分なりの考え方が醸成されて、人間としての深みみたいなものがでてくるのだと思います。

ぜひ、子供がいる親御さんは童話を読み聞かせるだけではなく、子供の解釈を聞いた上で自分なりの解釈も伝えてあげて欲しいなと思います。

では、本日はこのへんで
次回の記事でまたお会いしましょう!!

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