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横井軍平ゲーム館: 「世界の任天堂」を築いた発想力


はじめに

こんばんは〜
ひょっとこです。

最近、蒸し暑い日が続いて嫌になっちゃいますね。
先週末で夏用のステテコを調達してきてよかったなと心の底から思っていたりします。

さて、今日も本の紹介をしていこうかなと思います。

紹介したい本

本日紹介したい本はこちら

花札メーカーをおもちゃメーカーに変え、そして世界が誇るゲーム企業へと導いてきた、横井軍平さんについての著書となります。

横井軍平さんって人、知っている人どれくらいいますかね?
こちらのサイトで横井さんってどんな人だったのか簡単に知ることができます。

任天堂というと宮本茂さんが有名かなと思います。
スーパーマリオの生みの親としても有名な方ですよね。

横井さんは宮本さんよりも先輩で、枯れた技術の水平思考という任天堂の根幹にある考え方を凄く大事にされた方だったりします。
この言葉自体が横井さんの言葉だったりするのですが

宮本さんが横井さんについて語っているインタビュー記事はこちら

横井さんが商品開発についての考え方が書かれており、今の時代にも通ずる考え方が書いていて面白いので紹介していこうと思います。

超要約

この本では横井さんが開発した、「ウルトラハンド」「光線銃」「ゲーム&ウオッチ」「ゲームボーイ」といった当時の大ヒット商品について開発エピソードを交えて紹介されています。

私が印象に残ったのは、横井さんが徹底的なユーザーファーストで商品を開発していたところが印象に残っています。
今の時代だと当たり前に言われているユーザーファーストの考え方をこの時代から持っていることにとても驚いた記憶があります。

どの商品を開発するにも遊んでくれるユーザーがどんな反応をするのか、どういう感情をいただくのか、面白いと思ってもらえるかを徹底的に考えていることが本書の中から伝わります。

また、枯れた技術の水平思考という代表的な言葉で表されるように、世の中に現存するありきたりな技術をうまく組み合わせてアイディアを練る能力は他社を寄せ付けなかったんだろうと本書を読んでいて想像できました。

最新の資材や技術を使うと開発費が高騰していく。
大事なのは人を楽しませることであって、マシンのスペックを高くしていくことではないという目的思考の人だったのだろうなとも強く感じました。

NINTENDO 64やGCは性能面では優れていたのですが、PS、PS2には売上では負けています。(理由は性能面以外で色々ありますが…)
その後に岩田社長の時代に開発したWii、DSはゲームとしての面白さを際追及して大成功しているので、横田さんの考え方が重要なファクターだったのだと思います。


この本で書かれている内容は、自分が仕事をする上でも大事にしています。

サービスの企画をする時にユーザーが何を望んでいるのか?(何に困っているのか?) どのようなシュチュエーションで使うのか? どういうサービスを提供したら喜んでもらえるのか?というユーザーファーストの観点をとても大事にしています。
また、最新の技術は勉強するのですが本当にユーザーにとって必要な技術かどうか、既存の技術の組み合わせでユーザーを満足させることはできないか? といったこの本で学んだことを仕事に活かしていたりします。

おわりに

いかがだったでしょうか?
任天堂系の本はかなり好きで何冊も読んでいるので、別の機会に他の書籍を紹介しようと思います。

ちなみに、マリオってゲームは、元々ポパイを題材にしたゲームを作ろうとしていたことって知っていたりしますかね?

紹介した著書にポパイからマリオになった経緯がたしか書かれていたと思うので、興味がある方は読んでみてください。

では、また次の記事でお会いしましょう!!

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