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ブルガリアの秋

ブルガリアの秋は、美しい。

10月21日現在、1日の平均気温は15℃前後。
ソフィアの朝晩の気温は5℃以下くらいで、寒暖差はあるものの晴れた日はとても気持ちの良い天気が続く。

ブルガリアで、秋を迎え、ブルガリア人の友人と話す中で一つ気が付いたのは、
日本の秋と違って"赤色"が目立たないことだ。

ブルガリアの秋は、基本的に黄色、そしてまだ夏の名残りを感じさせる緑が美しい。

一方、日本では、"紅葉"という言葉があるくらい、秋には"紅"色が街を彩る。

調べたところ、どうやら氷河期時代に日本列島で広葉樹が生き延びたことがその理由のようだ。  


また、ブルガリアで過ごす秋は日本のものより長く感じる。

日本では、毎年のように、猛暑の夏を終え、気がつくと秋は終わっていてあっという間に冬が来ているので「秋はない」という独自の理論すら持っていたのだが…。

これは、留学という特殊な状況が起こす、感覚の変化なのだろうか。

あるいは、ブルガリアの美しい秋景色を目の当たりにするたび、感動しているからだろうか。

とにかく今は、これから来る厳しい寒さの訪れをゆっくりと着実に我々に感じさせるブルガリアの秋の美しさを目に焼き付け、そして存分に浸りたい。


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