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キンキの葛藤

こんにちは!
キンキチームです。

私たちキンキチーム(葵、いくや、りりか)はエリア研修で奈良を訪問してきました!
私たちが奈良で感じてきたことをご紹介します。

▶不思議な安心感に包まれて

4月23日(土)の朝早く、京都駅でキンキチームの3人が合流。
京都で京都らしい朝食(京漬物がのったお茶漬け)を食べ、近鉄線で奈良へ。

いざ、奈良へ!

奈良に到着するやいなや、「わ〜帰ってきた〜!」とホームに帰ってきた感覚を覚えました。
奈良出身はいくやくんだけで、女子2人は全然地元ではないんですが、奈良には不思議と懐かしさが漂っていました。

そして奈良では、私たち3人にお店づくりのヒントを与え、サポートをしてくださるエリアメンターの坂本さんにご紹介いただいていたお店をいくつか訪問。
訪問先のお店の1つが「空蜜」さんというギャラリーショップです。

その日はとても暑く、奈良を歩き回っていた私たちに冷たいお茶を出してくださいました。
店内には陶器や日用品などが美しく陳列されており、穏やかな気持ちで見ることができました。
1つの部屋が畳のある縁側になっていて、お庭を眺められるよう机と座布団が。
その風景が本当に懐かしさを想起し、安心感で心をくすぐられるようなものでした。

近畿には昔ながらの町並みが多く現存していて、その歴史や文化はとても尊いなと。
この伝統的な素晴らしさをどう私たちのお店に落とし込むのか…。
翌日の坂本さんとのコンセプト壁打ちに向けて、悶々と悩んでいました。

▶そもそもキンキって?

「なんで関西じゃなくて近畿なんだろう」

私たち3人が抱いた疑問です。
関西と近畿の定義的な違いは、三重が含まれるか含まれないかだそう。
近畿というと三重が含まれます。

AJはエリアごとの出店で私たちが三重も担当するために、「近畿」を使うのです。
(三重も知られざる魅力がたくさんあるので、担当できて嬉しい、、!)

ただ、私たちは関西人です。
近畿人とは言いません。
なので、「キンキのみんな」と呼ばれることに少しの違和感と慣れなさを感じていました。

なかなか近畿にアイデンティティを感じられなかったですが、坂本さんから「近畿の語源を調べてきてね」と宿題をもらっていました。

調べたところ、「畿内」は皇居のある場所という意味で、その近くの地方で、「近畿」と呼ばれているそう。

ここから私たちが考えたことは、やはり近畿地方は歴史が深い!圧倒的な奥ゆかしさ!です。
それは誇るべきことで、実際その尊さを重く受け止めています。
しかし、AJで大切にしていることは「アナザー感」。
Now Japanでもなく、むしろOld Japanでもなく、Another Japan。
本来貴重な財産である近畿の歴史や文化が私たちの大きな壁になりそうだと感じました。

▶新しいキンキを届けたい

「私たちはどんな店にしたいのか」
「何を伝えたいのか」

坂本さんからそんな問いをいただきました。
私たち3人に共通しているのは、近畿の中でも影の薄い県出身ということ。

あおいちゃんは和歌山。いくやくんは奈良。私りりかは滋賀です。
やはり近畿といえば、大阪や京都、兵庫の印象が強く、実際旅行先でも人気があるのはこの3府県。

「この3府県以外にも魅力に溢れているところはいっぱいあることを伝えたい。」
しかしだからといって、その3府県をないがしろにするのは違う。

印象の強い府県と弱い県をどう1つのお店として魅せるか。
私たちらしさ、近畿らしさをどう表現するのか。

考えれば考えるほど、どんどん迷走しているような…
そこで原点回帰でこんなことを考えました。

「私たちはキンキの何が好き?」

3人とも選んだ言葉はバラバラでしたが、底の部分で共通しているのが「日常」ということ。
キンキで過ごす日常が好きなのです。

日常の中にこそヒントがある。
変わったものを探すのではなく、日常の中に届けたいメッセージがあると気がつきました。

そんなこんなで葛藤を抱えながら少しずつ前進しているキンキチームです。
私たちの日常には深い歴史や文化、その中で育まれた笑いや団欒の風景がありました。
そんなキンキならではの空気感が味わえるお店をつくるにはどうすれば良いのか…キンキのお店完成までどうぞお楽しみに〜!

奈良での一枚


今回のライター:RIRIKA SAKO(キンキ)

#アナザージャパン #地方創生 #学生経営 #研修 #コンセプト #奈良県


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