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スタートアップ人材を採用したい・起業したい人のための行動指針(VALUE)

スタートアップをやりたい!これから仲間を集めたい!という人に向けた記事になります。
会社における経営理念や行動指針の定義について、MVVの視点から私見を書いてみます。

ミッション・ビジョン・バリューの目的とは

ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を定義する目的はどのようなところにあるでしょうか。
私は、コミュニケーションコストを下げるために存在するものだと理解しています。例えば、社内の調整や意思決定のタイミングでVMVは尊重されるべきものだと思います。例えば、Aという機能を実装するか迷っている。そのようなときに何をベースに機能の開発や実装に向けた検証をすべきか判断することがリソースのないスタートアップにとっては有意義なものとなります。
一方で定義がない中で、各々が自分の物差しで判断している状態は危険ですし、コミュニケーションを取る回数が増えては事業の成長スピードが鈍化してしまいます。
そのため、よりスピーディーに意思決定やステークホルダーとのコミュニケーションを取るためにMVVがスタートアップにとって必要な定義になります。

大事なのはわかったけどビジョン・ミッション・バリューって誰が定義するの?

一概に言えないことが多いが創業初期はCEOやボードメンバーが定義することが多いと思います。そのためMVVの関係性を理解すると決める順番は見えてくると思います。

私としては、起業家の原体験からMisson /Visionは定義されると思います。なので周りと話し合って決まるというより、創業初期の段階では指針を立て株主やボードメンバーに向けた発信・合意形成が肝になってくるのではないでしょうか。

出所:https://jinjibu.jp/keyword/detl/1480/

しかし、Valueは主要メンバーと話合って決めるべきだと思います。
なぜならVisonを達成する方法は選択肢としてとても多くなりやすく、各個人のバックグラウンドによって価値観(意思決定軸)が大きく異なるからです。
会社という器で共通言語を作るためにValueを定義するためのワークショップなどを実施してみては如何でしょうか。



スタートアップValueワークショップ


1:CEOから自分達のミッションとビジョンについて説明する   5min
2:事業を進める上で大事なこと、普段から心がけていること、迷った時に実施する行動など参加者がValueだと思うことを付箋に記載する(1人最低10枚は書く)   10min
3:自分の付箋に書いた内容を発表する。最近あった事象と関連づけて発表できると◎。同じ内容を記載している人がいたら手を挙げる。 20min
4:付箋を一覧化し、グルーピングする。グルーピングに迷うことがあればチームで会話して4〜7くらいのグループを作る   20min
5:CEOが俯瞰して、グルーピングされた内容からValueを定義し、チームに説明する。(自分達らしさ、Visonとの整合、チームが理解できるかに注意)
6:兎に角定着させる←めっちゃ大変



参考になるValue

SmartHR   (https://smarthr.co.jp/about/)

Voicy(https://corp.voicy.jp/career/9343/

最後に

簡単ではありますが、MVVについてご説明させていただきました。
特にValueは人それぞれ違いますし、同じ目線で話すために共通認識が難しいところでもでもあります。自分の考えを言葉にすることが大切で、周りのメンバーとシェアを続けることに意味があります。社内と社外の両方で必要になりますね。例えば採用を進める時に必要になる可能性が高いです。(まじでおおい)

是非自社の事業を振り返る良い機会になりますので、Valueについて膝をつけ合わせて話してみては如何でしょうか。

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