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最近ペレスが酷い言われようなので、近い立場(だった)ボッタスと比較してペレスを再評価してみた。

2024/07/03追記:
note公式のモータースポーツマガジンに紹介いただきました!

完全に私事なのだが、noteと連携しているXで趣味の発信を解禁した。

それに伴いnoteでも趣味に関する話題を発信しようと思い立ったので、今回はその趣味の1つである「F1」に関するnoteを執筆してみた。

推し活には全然かすらない話題ではあるが、もし良ければ見てもらえると嬉しい。

なお、本noteは中盤以降有料とさせてもらっている。


概要

今回の記事では、先日レッドブルと2年の契約延長に合意したセルジオ・ペレス(以下、ペレス)について、立場が近しい(と私が思った)バルデリ・ボッタス(以下、ボッタス)との比較においてその実力を評価し、契約延長が妥当だったかどうかを私なりに結論付けたい。


何故この記事を書こうと思ったか?

理由は以下2つ。

・巷のペレス評価が正しいのかどうか疑問があった
・ペレスのパフォーマンスを詳細に評価するメディアが見当たらなかった

ペレスの契約延長発表時、特にネットではネガティブな意見が飛び交った。

これはペレスのパフォーマンスが「レッドブルに乗るに足る」ものでないと考える人達から噴出している。

要は、

「角田裕毅(以下、角田)やダニエル・リカルド(以下、リカルド)、もしくは現在FAのカルロス・サインツjr.(以下、サインツ)といったドライバーの方がペレスより優れており、彼らと契約せずペレスと2年も契約延長するなんて!」

という声が多いのだ。

確かに、今のペレスのパフォーマンスを手放しで称賛するのは難しい。ただ、一方で一部の報道で言われるほど、ペレスの実力が劣っているとも思ってはいない。

なので、レッドブル所属4シーズンでの実績も含めた「ペレスのパフォーマンス」を、比較対象を使って分析し、果たして契約延長が妥当かどうかをを確かめたいと思い、記事を書いてみた次第である。


比較対象がボッタスである理由

ボッタスと比較する理由は単純で、F1におけるキャリアが非常に似通っているからだ。

現在ザウバーに所属するボッタスだが、2016年まではウィリアムズに所属し、2017年から2021年までの5年間は当時のNo.1チームだったメルセデスに所属していた。

ペレスも2020年まではレーシング・ポイント(現:アストン・マーティン)に所属し、2021年からレッドブルに所属している。

つまり、

・F1デビュー後は中堅チームでキャリアを積んでいる
・その後、トップチーム(移籍当時)にスカウトされ移籍している
・トップチームに3年以上所属している

という点で近しいことから、比較対象とさせてもらった。


年度別成績比較

では本題。年度別でペレスとボッタスの比較をしていく。
なお、比較時の前提を以下に記す。

前提:
1.比較対象は7つ。
①「ポールポジション(以下、PP)数」
②「勝利数」
③「表彰台数」
④「予選Q3未進出数」
⑤「平均予選順位」
⑥「平均決勝順位」
⑦「ドライバーズランキング(以下、DR)

2.「平均決勝順位」の計算時、リタイアは全て『20位』とする(完走扱いは除く)。

3.ペレスは2021年~2024年(第10戦まで)、ボッタスは2017年~2020年(第10戦)までが比較対象。

4.スプリントは比較対象外(スプリント実装が2021年からのため)

なお、今回はデータを調べるのが若干手間だったので、冒頭でも述べた通り以降の内容は有料とさせてもらった。

金額は別記事での予告通り150円。
良かったら読んでもらえると嬉しい。


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