見出し画像

伊島糸雨「アラベスクのコーダ」

◆作品紹介

 おそらく、舞踏とは「他者」への、「他者」にならんとする情熱である。私はあなたであり、あなたは私であり、だからこそ、私は私の輪郭を確かめることができる、そして、いつでもあなたを思い出すことができる。必ずまた会おう。私の中で。あるいは、あなたの中で。
 好評を博した「彁翼環胎〈かよくかんたい〉」も記憶にあたらしい伊島糸雨が、また美しい物語(ダンス)を舞った。(編:てーく)

ここから先は

4,648字
〈anon press〉ではビジネスとフィクションを接続することを目指し、SF作家・文筆家・エンジニア・研究者・デザイナー・アーティストといった多様な方々のテキストを配信していきます。マガジンを購読いただくと過去の記事を含むすべてのテキストをお読みいただけます。

未来を複数化するメディア〈anon press〉のマガジン。SFの周縁を拡張するような小説、未来に関するリサーチ、論考、座談会等のテキスト…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?