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久乙矢「算業構造審議会 著作権制度小委員会「隷和5年度著作権制度改革(復活)の方向性検討に関する中間報告」」
◆作品紹介
現行宇宙に幽霊が出る——共算主義という幽霊である。社会の構成員全体の一割程度に縮小した人類(その中には生物学的な意味での人類である同期人類と人工知能から分派/合流した人類である非同期人類が含まれる、らしい)は、その幽霊を打倒するべくもう一つの幽霊を召喚せんと試みる。そう“著作権”である。拡大し続ける宇宙の中のあらゆる情報を学習素材として扱う多元ネットワーク生命体に、人類は“著作権”を用いて打ち克つことができるのか? ——壮大な闘争の渦中で書かれた一つの中間報告書を起点に、あなたも並行宇宙の中のひとりの当事者として、ぜひとも今後の戦略をご検討いただきたい。(編・樋口恭介)
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