長谷川京「エイリアンステイツ・５１からの大統領選遊説」

◆作品紹介

突如として総理大臣を40万人にし、ヤクザヴァースを樹立した長谷川京が、今度はエイリアンを合衆国大統領にするべく帰ってきた。誰でも、何にでもなれる自由の国アメリカで、ドン・キホーテに自らを重ね合わせ荒野をひた走るエイリアンと人間のバディ。そこで描かれるのはファーストコンタクトの後に広がる長い旅路、あるいは、我々がこれまでに何度も繰り返してきたファーストコンタクトの歴史についての物語である。さあ、ラジオをつけて、ハイウェイをとばせ。追いついてみせろ。アメリカンドリームが醒めないうちに。（編・青山新）