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平大典「東京滑蹴祝祭〈トーキョージャムセッション〉」

◆作品紹介

崩壊した東京で闘争が起きる。スケート・ボーディングという闘争が。"大都市暗黒後"に生まれた"暴滑族"と呼ばれる"トライヴ"=スケボーチームが覇権を目指してトリックをかます。技がド派手で危険であればあるほど、あらかじめ装着されたブレイン・マシン・インターフェースを経由して、フォロワーたちのニューロンは活性化。バキりは加速。都市の祝祭は盛り上がり、勝利をおさめたスケボーチームは巨大な権力を手に入れる。滑走と破壊。それがもたらす快楽――。前作に続くスケボーSFだが、スピード感と重厚感を何重にも増した本作は、"スケボー・パンク"とも呼びうる新たな世界観を確立させている。平大典と言えばスケボー・パンク、スケボー・パンクと言えば平大典と呼ばれる日もそう遠くはないだろう。(編・樋口恭介)

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31,480字
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