見出し画像

「先生」と呼ばないで!

こんばんは、あのんです。

先日『無名人インタビュー』というものを受けさせていただきました。『無名人インタビュー』!何やら面白そうな名前ですよね!何でも有名人ではなく、普通の一般人の方にインタビューをお受けしてもらう企画だそう!他の人のインタビュー記事を少し読んでみたんですけど、面白い内容ばかりでした。私のインタビューもどのように面白く載せてくれるのだろう?と今から心待ちにしています。皆さまももし良ければ見てみてくださいね♪

https://note.com/qbcqbc/n/n9e057d37e9cc

では、今日の内容!「先生」と呼ばないでについてです。

変に聞こえるかもしれません。日本では何かを教えてくれる人はとりあえずみんな「先生」と呼びます。小さい頃から学校の先生にはきちんと「先生」と呼ぶように教えられます。呼ばないとものすごく怒られると思います。なので「先生」と呼ぶことに抵抗のない人は多いと思います。

私が日本で大学に通っていた頃、ある教授が私たちに「私のことを『先生』と呼ばないで欲しい」と言いました。なんでも「先生と呼ぶところから上下関係が生まれ権力が生じるから」らしいです。でもその時はピンときませんでした。他の人は〇〇先生もしくは〇〇教授と呼べばいいのにこの人には〇〇さんと呼ばなければいけない、使い分けが面倒だなぁと考えていました。他の学生もそのように思っていたようで、「別に先生って呼んでもいいじゃないか」という意見が多くありました。

でも最近英語を人に教えていて思うのは、私もまた生徒さんや生徒さんの親御さんに「先生」と呼ばれるのが嫌でたまりません。なぜか?というと私は人よりも英語は少しできるかもしれないけど偉くない普通の人間なのに、「先生」と言われると自分がものすごく立派な人になったような気がして歯がゆく感じてしまうからです。そしてともすると自分が何故か偉い人間になったような気持ちにもなってしまうのです。私の場合先生でもあるけど学生でもあるからまだ自分の身の程を再確認できますが、ずっと先生をやっている人の場合謙虚な気持ち失ってしまうのは簡単なことなのだろうなぁ、、、と思ってしまいます。

日本や韓国などのアジアは儒教文化圏なので先生を敬う文化が強いですが、西欧はアジアほど強くはありません。私がイギリスで通っていた学校は先生のことも名前で呼んでいました。先生に向かって「ロバート」のように、名前で呼ぶのは最初とても気が引けましたが、だんだんと慣れていき最終的にはすごく気持ちのいいものになりました。イタリアの学校では、「ミスター〇〇」「ミズ〇〇」「プロフェッサー〇〇」と呼ぶことの方が多いですが、ミスター・ミズは日本語で言うと「さん」なのでやはりアジアほど先生に対する敬意は少ないと思います。

「先生に敬意を持って何が悪い」、「これが日本の文化だ」って言う人もいそうですけど、別に先生を敬うのは悪いことではないと思います。個人の考えですし、実際自分に何かを教えてくれる人は尊敬に値すると思います。でも、「先生」と呼ぶことを強要したり社会全体の中で先生は敬われなければならないという風潮を出すのはあまり良くないと思います。実際体罰や暴言、厳しい校則などは結局歴然とした上下関係から生じるものであるので。「先生」と呼ぶのを変えるというのは難しいにしても、先生と生徒はあくまで同じ立ち位置にあるのだということは忘れてはいけないと思います。そして今現在「先生」であられる方たちはやはり普通の人より一層謙虚になるように努めて欲しいものです。

お読みくださってありがとうございました。英語の勉強などに関する記事も載せようと思っているのですが、ついついこういう日本と西洋の比較の記事を書いてしまいがちですね💦これからもよろしくお願いします!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?