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1人の少女が奇跡的に助かった同潤館青山アパートの話を知っていますか?

「令和」になり2年が経ちました。そして新型コロナウィルスで世界が一変しましたが、時代が移り変わっても、色あせない記憶にはあのころの日本の景色があります。

表参道_元写真のコピー

表参道_ぬり絵のコピー

1952年の青山・表参道の白黒写真にぬり絵してみたら、今は表参道ヒルズとなっている場所にかつて同潤館青山アパートとケヤキがあったことがわかりました。(AIによるカラー化ではありませんが、色鉛筆で根気強く色付けしてみました。)
そしてこの場所には、こんな話が残っています。

75年前の東京大空襲の時に、青山に買い物に来ていた1人の少女が家族とはぐれてしまい、とっさに同潤館青山アパートに逃げ入りました。(過去の問題)
階段に一人ションボリと座っていたところ、将校が現れて『水を被らなければダメだ!』とバケツで頭から水を掛けてくれたそうです。(現在の試練)
そして空襲が終わって表参道に出ると黒こげの死体だらけで、助かったのは少女だけだったということです。(未来の成功)

実は、1945年5月に東京大空襲で街路樹が全焼した表参道で、同潤館青山アパート前のケヤキだけが焼け残り、防火壁としての耐震耐火構造を実証したと言われています。

これは空襲の時に奇跡的に助かったある少女の体験談ですが、かつての同潤館青山アパートとケヤキの存在は、これからも多く人の記憶と共に残っていくことでしょう。

変わりゆく記憶の風景を共有したい

思い出を振り返るTV番組やイベントが多くありますが、個人でも引き出しの中に入れっぱなしの古い紙焼きバラ写真や、SDカードに入ったままになっているデジカメ写真を見返すことで、思い出を振り返ることはできます。

しかし、いざ古い写真を探そうとしてもついつい後回しになってしまいがちです。そこで、思い出が詰まった古い写真を集めて見返すことで、家族にとって貴重な写真を世代を超えた思い出の共有と継承を図ることができます。

最近では日本の著名な片付け専門家が海外で大人気になり、過去に買った洋服や思い出の品などを断捨離や整理して捨てることがブームになっていますが、子供の頃からずっと暮らしてきた昔の街並みや風景も、大切な思い出と共にいつの間にか消えて忘れ去られているのではないでしょうか?

昔の写真で過去を振り返ることは、決して後ろ向きなことではありません。
どの世代にとっても、人生100年を生きるための、大切な宝物です。
シニア世代にとっては、終活として“自分再発見”の旅をスタートすることにもなりますし、若い世代の人々にとっても、日本がもう一度が輝く未来を考える上で参考になるのではと思います。

こんな時だから、おうち時間を利用して実家の家族アルバムを整理してみては如何でしょうか? きっと思わぬ発見があるかもしれません。
また、白黒写真を使ってぬり絵を楽しむことは、脳トレ効果やストレス解消になりますので、いちど試してみて下さい。

<PR>写真整理&写真共有で家族の記憶を紡いでいきます。

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