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呼吸を司る

呼吸は生命維持において最も重要な機能です。

そして意識的な呼吸と無意識的な呼吸を使い分けられる特別な働きになります。

医学では、無意識に呼吸や自然なリズムをつくっているのは延髄と言われてます。

無意識呼吸において延髄は吸えという命令を横隔膜に出します。
しかし、無意識呼吸では吐けという命令は出されないとされています。
※意識呼吸の吐けという命令は大脳皮質から出る

神経が仮に働かなくても自然に吐けるようにと身体の構造の仕組みがあります。

ただ、吸うことに関しては生きていくのに必要な本能的機能を備えているために

肺の伸び加減を検知するセンサーや血液中の酸素濃度を検知するセンサーがあって、その情報が延髄に伝えられてリズムを調整します。

医学的な呼吸のメカニズムをみると近年あるマスク生活は生命力を下げる可能性も見えてきます。

日常の呼吸は無意識呼吸が基本です。

その呼吸時にマスクなどで長期間呼吸が制限されると、先程の血液酸素濃度センサーや肺の伸び加減センサー等はそれらに合わせたサインを送ることになります。

常に危機状態になると、戦闘モード(興奮状態)となり、交感神経優位が続きます。

※免疫力や治癒力は身体がリラックスした時に起こる。

この戦闘モードは痛みが常にあるケースなどでも入る身体の状態です。

なのでマスク着用の場合は人が少ない時は鼻を出して呼吸をした方が免疫力は維持されるので予防になりやすいと思います。

長時間のマスクにおいて無意識呼吸が阻害されると結果的に免疫力が落ち、疲れやすく何かに感染しやすい可能性は高くなります。

呼吸は吸気筋群と呼気筋群、神経のバランスにおいて生命維持がされるので筋肉の状態も大切になります。

酸素供給量が減ると筋肉が硬直しやすくなり、肩こりや腰痛を併発しやすくなるので、今の時代は呼吸法を身につけておくと健康・予防に繋がります。

呼吸法の前に、呼吸についての大まかな知識を身につけるだけで既に条件が整えられています。

なので思い付いた時に意識的に呼吸をしてあげるだけで身体に必要な環境はもうつくられている状態です。

呼吸の重要性が分かれば、日常生活で無意識に呼吸を確保しようとします。

例えば、車の中で一人なのにマスクをつけて運転しているのであれば1日の間ほとんどマスクを挟んで呼吸していることになります。

反対に呼吸の重要を認識している人の場合は人の前ではマナーを、人が少なく話す必要のない時は鼻を出して呼吸を確保する感覚が身に付いてきます。

※マスクをつけてもつけなくてもウイルスや細菌のサイズの方が小さいので結果、同じリスクになる

今の知識から無意識に働くので、なんとなく知っておくのは習慣に結びつくことにも。

簡易的な呼吸法の紹介

呼吸法はかなり奥が深いので詳細は改めて記事を書きます。

簡易的には、有名なのは腹式呼吸や丹田呼吸です。

腹式呼吸はたいてい誰でも身に付いている通常より深い呼吸を指します。

丹田呼吸の丹田はへそ下にあるポイントに関係する呼吸法です。

この呼吸は肚をつくり丹力を高める効果があります。

戦前の達人はたいてい丹田呼吸を身につけて丹力において恐怖をはね除けて凄い偉業を成されています。

肚のつくりは、まずへそ下の部分を触診、触れてみるとわかります。

弾力が弱く、冷えている状態は身体の生命力が弱くなっている可能性もあります。

逆に丹田のあたりに弾力や張りがあり、充実した感覚があれば生命力に満ちている状態とも言えます。

状態が分かれば、丹田呼吸で後々の変化がわかります。

やり方は丹田に意識をおいてゆっくり呼吸する。
まずは簡易的な呼吸で呼吸に慣れておくことがおすすめです。

反対に高度な呼吸をして無理やり辛い状態をつくると無意識に脳が嫌がり、呼吸法を身につけるのが難しくなります。

例えば、ダイエットで有名なロングブレス法がありますが、効果は確かに凄いものです。
しかし、ダイエットに意識が向きすぎて本能の感覚を無視して辛い状態が続くと、無意識に損失感が起こります。

人によって違いがありますが、本能からの拒否感はあらゆる問題を招きます。

なので高度な呼吸法の前に、身体が心地よくなる呼吸法を身につけておくことが重要になってきます。

なぜ基本が大切なのかは、筋肉の状態が人それぞれ違うからです。

日常において呼吸筋が硬いのに、無理やり吐ききる、無理やり吸うなどを行えば筋疲労を脳がキャッチして本能で止めるようにサインを出します。

サインが出ている人はまだその呼吸は早いことを教えてくれています。

なので基本呼吸で徐々に身体をつくっていくことで、神経バランスや筋肉が整ってきます。

このように今の状態に合わせて呼吸法を身につけておくことが結果的に健康や身体つくりに繋がります。

肚をつくると緊張感や恐怖に強くなる丹力が身に付く。
すると腹痛の原因である精神的なものも予防しやすくなります。

脳内のホルモン分泌はその状態をそのまま現すので丹力は全身の健康に繋がります。

まずは簡易的な丹田呼吸からがおすすめです。

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