教団X 中村文則
教団X 中村文則:
あらすじを作るには要素が多すぎる
とりあえず箇条書き
・セックス宗教
・意識と体は別物、意識はただ人生という劇を見せられているもの(肉体の動きは意識が決定しているのではなく、脳が決めている。脳は神経によってその判断を決めている。例えば、熱さは熱いと感じる(意識が認識する)よりも身体は先に体験し判断している)
・意識は3次元以上の次元にあるもの
・運命は素粒子の働きによって決められている
・主人公は読者そのものだ、ただ誘導されるように教団Xと教団Xに敵視されてる宗教?団体に辿り着き、自分がなにかをするわけではないが局面毎に存在している
・正義とはなにか?というよりも悪とはなにか?を探っているように思える(作中の"飢え"を悪とし、性行為が神聖なものとしたブラジルの宗教は、たとえ善人でもお金を持つ・力を持つものの命でもお金でも飢えないためならば奪っていいという教え)
ネタバレ
・主人公が始めに行き着いた教団、松尾の教団は松尾は亡くなってしまったが平和に終わって?良かった
・教団Xの教祖沢渡の壮大な自殺に信者も対立してる者も国も巻き込まれる話
・教祖たちは神にはなれないしなるつもりではなかったが感じてはいた
神を感じるとはどんな時なんだろう
色んな作家でもそんな描写はあるけど
惨めな気持ちや悲しい時にも感じるのだろうか
この物語をどう感じたというよりも、正直"見せられた"という感覚の方が近い
干からびたミミズを見つけてしまったような…
好きな話か嫌いな話と聞かれるとどちらでもないけど壮大な話だったと思う
他の方の感想がとても気になる