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実践ビジネス英語とMEとI

Ueda Shota: This magazine has a very interesting cover story on the top five regrets of people who are dying. Have you read it?
Pat McMillan: What a cheerful subject. No, I haven't read that article. But I'm willing to bet "I wish I had spent more time at the office" didn't make the top five.
Ueda: It did not. "I wish I hadn't worked so hard" is on the list - no surprise there either.

これは実践ビジネス英語 2020年9月号 Lesson10 What Are Friends For?(1)からの引用だ。1回目で理解できなかったけど、わかると印象に残った。

NHKラジオの実践ビジネス英語は、ぼくの英語力と比較して難しすぎるレベルだ。どれくらいかというと、毎回毎回知らない単語が10個くらい出てくる。そして初回聞いたときには、初めて聞くフレーズや知らない単語でつまずいて話の筋がつかめないことも多い。それでも数年前から教材を買って聞き続けている。といっても全くやる気がなくなって、買った教材を積んでるだけだった時期もあるのだが。それでもここ1年くらいは聞き続けているし、最近はちょっと好きになってすらいるのを感じている。続けているうちにやっと気分が乗ってきたんだろうか。

ぼくのような英語を身につけていない人間にとって、英語の勉強というのは実にやっかいだ。思えば中学で勉強し始めたはずなのに20年以上経っても上達しておらず、人生の大半つきまとわれていることになる。かといって、あきらめて解決!とはいかない。なぜなら普通に生活していても、英語が必要なシーンに巡り合うからだ。仕事で英語でやり取りをしたり、英語のプレゼンを聞くことがある。それに、英語のニュースや解説動画などをインターネットで見放題の時代に、そのメリットを享受できないのは損していてくやしい。さらになんだかんだで英語ができる人に対して劣等感を感じ続けていることは否めない。だからずっと、気にかかってる。サボりが続いた日は、また英語上達が遠のいたようで罪悪感もあるほどだ。しかし英語の勉強はとにかく時間がかかる。「はいできました」と完了するものではなく、他にもやりたいことがたくさんある中、しかも劇的な変化を感じられない中、毎日時間をとって継続してやっと少しずつ身になっていくものだ。初回で聞き取れることが増えてきた気がする今は、腹をくくってboostするチャンスかも知れない。

実践ビジネス英語の中で語られる内容はバリバリのビジネストークばかりというわけではない。2020年9月号のLessonのタイトルは「Keep Your Eyes on the Road (ながら運転をしないで)」「What Are Friends For? (友達は何のために)」の2つだった。このような興味をそそられる話題について同僚が雑談する中で、冒頭のような冗談を話す。登場人物は会社に忠誠を誓って働くことを神聖視し、そこでなんとか成功しようともがき苦しんでいるわけではない。会社と適度な距離感を持って働いていて、こうして肩の力が抜けるような会話もふいに出てくる。実践ビジネス英語 2020年8月号 Lesson7 Four-Day Workweek(3)では、下に引用したような会話がされた。会社というものが目的を持った比較的強固な存在である一方、社員1人1人は言語化できていないモヤモヤの個性を内に秘めた存在だから、会社で働くときにはなにかしらの抑圧から逃れられないよなと思う。英語の勉強のために聞いたラジオからふと耳に入ってきた言葉で、無自覚だったことに気づいたりする。こんな感じで印象に残った言葉が増えてこれば、英語の学習も勢いがつくかなぁ。

Salmans: You know, too many Americans still see work as an end in itself. Work has become an obsession. We work long hours and strive endlessly in an attempt to boost our sense of self-worth. And what do we get for all this? Burnout, unhappiness and gender inequity. We struggle to find time for children, pets or any sort of life beyond the never-ending rat race.
McMillan: Millennials and members of Generation Z are rejecting that way of life. They're reassessing their life priorities, focusing less on pay and more on having a balanced lifestyle.

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