映画館で自然と立ち上がってしまったことが、君はあるか
映画館で自然と立ち上がってしまったことが、私には2度ある。
私だけではない。
その日、そこにいたほぼ全員が立ち上がり、惜しみない拍手をしていた。
いわゆるスタンディングオベーションという奴だ。
生の舞台では頻繁にあるであろうそれ。
だって舞台なら、俳優にもスタッフにも拍手が届くもんね。
なんなら、キャストが出てきて2度目のカーテンコールとなるかもしれない。
だが映画館でそれは起きない。
拍手は作り手の耳に届かない。
だがそんなことは百も承知で、私たちは拍手を送り続けた。
その2作品を紹介しようと思う。
まずはこちら。
マイケル・ジャクソンの遺作、This is itだ。
これはもう、何度観てもスタンディングオベーションしてしまうと思う。
始まることのなかった最後のワールドツアー、This is itを作り込んでいくマイケルとスタッフ、キャスト達のドキュメンタリー。
もう本当これ、愛しかないから。
私が超絶マイケルが好きとかそう言うんじゃなくて、フィルムの中の全員がマイケルを愛していて、マイケルは世界中のみんなを愛している。
これを映画館で観た日、その愛がスクリーンから溢れてくるのを肌で感じられたし、一緒にいる観客みんなが愛を送ってた。
字にすると陳腐だなー。
でもそう思う。ずっと涙も出ていた。
そしてもう1本は…
なんとこちらです。少林サッカー!
なぜこの映画でスタンディングオベーション??
本当ですね、私もそう思います(笑)。
でも、Amazonでむちゃくちゃ高評価。レビュー数1415で☆4.5。
これほどとは知らなんだ。
とにかく絶え間なく笑かしてくれるんですよ、この映画。
で、大義があり仲間がいてライバルがいて…シンプルなだけに引き込まれる。
これを暗闇で大勢で見た時の一体感たるや…!!
主人公たちを見守りながら、
共に笑い、共に泣き、共に息をのみ、共に手に汗握り…(コブクロの歌みたいだな)
そして最後は共に立ち上がり、共に拍手を送る…。
因みに初めての映画館でのスタンディングオベーション体験はこちらでした。
本当に気持ち良い一体感だったなぁ。
配信でたくさんの映画が楽しめる今も、私が映画館が好きなのはこの体験があるからだと思う。
3度目のスタンディングオベーションは、どんな映画に送るのだろうか?
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