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茶道で知らずにVIP待遇

祖父の兄弟?が先生をしていたという茶道にふれるために、茶道総合資料館に行ってきました。

茶道のお道具の展示と、呈茶(略式のお茶会)も楽しめる。

目の前で点ててもらったお抹茶も飲める!ので、一番乗りで会場へ。

近くでお点前を見たくて、ズイズイと上座の席を確保。

コロナのご時世なので各席の間は2mくらいは離れていた。

着物姿の女性がお世話をしてくれるので緊張しっぱなしで呈茶スタート。

お茶が点てられている間、掛け軸の説明やら出てきたお菓子の説明が…。

自分のタイミングでまったり食べていて良いわけでないので、他のお客様2名の様子を伺いながらお菓子を頂く。

いよいよ、お客様が見守るなか点てられたお抹茶がしずしずと私の目の前に。

他のお客様の分はついたての後ろでお弟子さん(?)が用意したものが同時に運ばれてきた。

「……………で??」

と固まる私。

さっきまで茶道について説明してくれていた女性が

「お作法、お教えしましょうか?」

と申し出てくれたので教えてもらう。

「まず、お茶碗を右手で持って左手を添えます。正面はお茶碗の『顔』ですので、遠慮という意味をこめて90度ずつ2回、お茶碗を回します。」

でた〜!

お茶碗回すやつや!

令和となっては「遠慮」は忘れろ、という文化になりつつあったけど、まだまだここでは「遠慮」が美学…。

「飲んでいくと最後に泡が残りますが、『ズッ』と音をたてて飲み切ってください。それが『飲み終わりました』という亭主に向かっての合図になります。」

音で合図…!!いにしえの日本って感じやわあ…。

「お作法」=「気を使う」

が徹底されてるな〜と思いながらも呈茶終了。

最後に、お客様全員で前方に来て床の間に飾っているものや、使用したお道具を見学。

私が使わせてもらったお茶碗も飲み跡と共に並べてあった。

すると、「こちらのお茶碗の作家は〇〇で、資料館で展示もされていたことがあります。」

と驚きの解説が!ちょっと雷に打たれちゃいました。他のお客様の分はというと、展示品になったことはない。

「…展示品クラスのお茶碗でもてなされたよ!……VIP待遇???」


みなさま、茶道総合資料館ではぜひ、1番のりで呈茶に参加をオススメします。

展示品クラスの高級茶碗で抹茶を頂けるかも?








まず、お仏壇にお供えしてご先祖さまに「子孫が〇〇様からこんなサポート頂けるようになったよ!」と報告し、一族で喜びます。