アダルトチルドレン
ふとしたきっかけで、「アダルトチルドレン」という言葉の意味を知りました。
アダルトチルドレンとは、
「子どものころに、家庭内トラウマ(心的外傷)によって傷つき、そしておとなになった人たち」
を指し、
「子どものころの家庭の経験をひきずり、現在を生きる上で支障があると思われる人たち」(日本医師会)
のことだそうです。
私はこれまで、アダルトチルドレンという言葉は聞いたことがありましたが、精神的に大人になりきれていない人のことだとばかり思っていました。
そして、なんてことはない。
私自身がアダルトチルドレンの可能性が非常に高いということに気が付きました。
アダルトチルドレンの特徴は、
・自分の考えや行動が「これでいい」との確信が持てない
・本当のことをいったほうが楽なときでも嘘をつく
・楽しむことがなかなかできない
・まじめすぎる
・常に、他人からの肯定や受け入れを求めている
・過剰に忠実である
などが挙げられます。
他にも特徴はありますが、以上は全て私に当てはまった特徴です。
これは、自分がHSP気質であると知った時以上のショックです。
というより、HSPはあくまで生まれ持った気質なので、知ったことで安心したという方が正しいかもしれません。
一方アダルトチルドレンの場合は、家庭環境によって形成されるものです。
ちなみに、HSPとアダルトチルドレンの両方を持ち合わせている人も多いとのこと。
私もおそらくそのパターンではないかと思います。
先に挙げた特徴以外にも、アダルトチルドレンについて調べてみると、育った家庭環境や自分の思考、行動などピタリと一致することがとても多く、今は胸がとても苦しいです。
私は、両親のことも決して嫌いではありません。
ですが、小さい頃のことを振り返ってみたり、今の両親の姿をみていると、おかしいと感じることは多々あります。
でも、自分がアダルトチルドレン(の可能性が高い)ということに驚きと衝撃を隠せません。
同時に、自分の生きづらさにはそれなりの原因、理由があったのだと妙に安堵している部分もあります。
今まで、常に周りの機嫌や顔色を伺い続けてきました。
何が「正解」かを必死で探して行動してきました。
楽しいはずの状況でも、どこか楽しむことに罪悪感を抱いてきました。
他にも、苦しかったこと、辛かったことは山ほどあります。
でも、今さら両親を恨んでも、ひたすら過去を悔いても仕方がありません。
逆に言えば、
もう人の顔色ばかり伺わなくていい。
無理して「正解」なんて探さなくていい。
楽しい時は心から楽しんでいい。
そう自分に言い聞かせて前向きに生きることはできます。
とはいえ、人間いきなり変わることは難しいものです。
しばらくショックを引きずりそうですが、自分の一番の親友は自分。
自分がHSPでありアダルトチルドレンでもあると知った今、今まで以上に自分を大切にしたいと思います。
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