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短歌:カイロのその後

背負われたカイロは孤独を吸いとって
硬くなったら捨てられていく


寒いので、背中にカイロを貼っています。

カイロは暖かさをくれて、
私の孤独を吸いとってくれているよう。

でも、朝に貼ったカイロは、夜には硬くなっていきます。
そして、そのままごみ箱へ。

使えなくなったカイロを持っていても仕方ないのだけれど、

カイロに酷い仕打ちをしているような気がして、
少しだけ胸が痛みます。