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神様、ベリーデリシャスな1日。

これは、蒼ちゃんとピンクちゃんという名前の神様のお話。

今日は二人で森にお散歩にいきました。

蒼ちゃん「ねえねえ、ピンクちゃん!今ってたくさん桑の実がなっているねー」

ピンクちゃん「ほんとだーー!!桑の実ってこんなふうになるんだね。こんなにでっかい木になってるんだね。ブルーベリーみたいに小さい木だと思ってたよ。英語だとマルベリーっていうんだよね」

蒼ちゃん「あなたよく知ってるわね。マルベリーっていうのね。私は子どものころ、蚕をかったことあるのよ。蚕は桑の葉しか食べないから、家の近くにある桑畑によく、葉っぱをとりにいったわ。青虫は触れないのに、蚕をさわるのは平気だったわ。不思議ね。ふにゃっとして、柔らかくて、ヒヤッとして、なんともいえない感触だったわ、蚕さん。まゆもつくっていたな。蛾になる子いたし、そのまま蛾にならない子も。懐かしい思い出だわ。今も蚕ちゃんの感触覚えていてるわ。」

ピンクちゃん「君っていろんなこと経験してるんだねー。蚕かったことある子も珍しいよね。僕はカブトやクワガタが好きだったな。虫取りは好きだったよ。よく虫同士を戦わせたな。ムシキング!」

蒼ちゃん「男子だねー!」

ピンクちゃん「僕は男子だよー。男子の遊びも好きだし、女子のままごとやゴムとびも実はすき。ごっこあそびとか、お人形遊びも実は好き」

蒼ちゃん「そうなのね!今度いっしょにお人形遊びしましょううよー。動物さんたちも一緒にやったら楽しくない?」

ピンクちゃん「そうだね、やろうやろう!」

蒼ちゃん「ねえ、ところで、桑の実、たくさんあるから、二人で採らない?」

ピンクちゃん「いいよー。たくさんとろうか。どっちが多いか競争だー!」

蒼ちゃん「あなたって、競争好きよね(笑)」

ピンクちゃん「そうなんだ~。君は僕のことよくわかるんだね。つい勝つぞーって何事もおもっちゃうよ。一番が好きだから。そして君のことは一番に大好き。自分と同じぐらい好き。」

蒼ちゃん「まあ、嬉しいわ💖もちろん2番なんていないわよね??」

ピンクちゃん「当たり前じゃないかーー!君が一番だけど、2番以降なんて誰もいないよ。君が僕にとってのナンバーワンであり、オンリーワンだよ(≧∇≦)」

蒼ちゃん「それを聞いて安心したわ」

ピンクちゃん「全く君は心配性なんだからー」

蒼ちゃん「だってぇ~。あなた素敵なんですもの。世の女子がほっておかないでしょ~。テヘ(≧∇≦)」

ピンクちゃん「桑の実、しゃべってるうちにいっぱいとれたねー。手がまっかっかだよ、僕。君はおしゃべりばかりで口は動くのに、手は動かないんだね」

蒼ちゃん「私、お話すると手がとまっちゃうの。って、あなたのほうがしゃべってる気がするけど」

ピンクちゃん「僕はおしゃべりだからね。君といるといろんなことしゃべっちゃうよ。言葉が自然に出てくるんだ。いろんなことしゃべりたいし、聞いてほしいし、僕のこと知ってほしいんだ」

蒼ちゃん「そうなのね。いろんな話、きかせてちょうだいね。あなたの話は物語のようでおもしろいし、楽しいわ。ワクワクさせてくれる。たまに長くて巻き入れたくなるけど」

ピンクちゃん「えーーー!そっかー、つい長くなっちゃうな僕の話。お話好きだからついね」

蒼ちゃん「私の話も今度聞いてね」

ピンクちゃん「もちろんだよ。君のこともっと知りたいし。2人で語り明かそう。毎日やってるけど、飽きないね。君といると話が湧いてくる」

蒼ちゃん「ところで、この桑の実で何を作る?」

ピンクちゃん「そうだなあー。ジャムなんてどう?僕好きなんだージャム作るの。自分で作ると甘さ調整できるし。好きなスパイスいれてみたり、砂糖の種類かえたり。君にとびっきりおいしいジャムを食べさせてあげたいな」

蒼ちゃん「まあ、おいしそうね。桑の実ジャムなんておいしそー。ソースにしてお肉にかけてもおいしそう。あと、炭酸でわってソーダにしたり、乾燥させてハーブティもいいよね。」

ピンクちゃん「どれもおいしそうー。君としゃべっているとたくさんアイデアが湧いてくるね。あとは何かな?ゼリーやアイスにしてもおいしそーだな。ムースとか。桑の実ジャムをアイスにトッピングしたり。これでパフェ作ったらおいしそうだな」

蒼ちゃん「わーい、作って作ってー」

ピンクちゃん「オッケー、それじゃあ、君の好きそうなかんじで作ってみるね。まずはジャムだな。いろいろ使いまわしができそうだし」

蒼ちゃん「そうね、保存もできるわよね」

ピンクちゃん「パンケーキに乗っけるのもおいしそー」

蒼ちゃん「米粉で作ってね」

ピンクちゃん「もちろんさ。君が食べれるものしか作らないよー。楽しくなってきたなー。ワクワクしちゃうな。メニュー考えてるときが僕は一番たのしいな。あれ買って、これ買って。鍋は琺瑯の赤い鍋で。それから・・・」

蒼ちゃん「じゃあ私は味見係ね。食べるほうが好きヨ。アイデアなら任せて。ジャム楽しみだわー」

ピンクちゃん「ジャムにスパイスちょっといれてみようかな。オールスパイスかナツメグ・・・何がいいかな。それともレモン果汁のほうがいいかな。スパイスはちょっと冒険かな」

蒼ちゃん「桑の実パイとかどうかしら?それならスパイス使えるわ」

ピンクちゃん「それいいねー。それでいこうー。君って天才だなー。アイデアの宝庫だね」

蒼ちゃん「考えるの好きなのよ。作る方は得意じゃないけど、アイデアは出てくるのよ。それをきっとあなたが形にしてくれるのね」

ピンクちゃん「はいお姫様、その通りでございます(と王子風)」

蒼ちゃん「それでは今日はティーパーティしましょー。素敵なカップやお皿を用意するわね。キャンドルも使いましょー」

ピンクちゃん「わーい、楽しそうだな。がぜんやる気がわいてきたーー。パーティーはこれからだねー」

二人のpartyが始まりまりました。

動物さんも騒ぎもききつけ、わらわら寄ってきました。

みんなでアフタヌーンティ☕🍰

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