【参加者インタビューVol.3】(株)アイネット 伏見さん|MILEを通して学んだ異文化理解とは?
こんにちは。
ダイバーシティ&インクルージョン推進を、組織と人の側面から支援する株式会社An-Nahal(アンナハル)です。
このマガジンでは、An-Nahalのビジョンに共感し、ワークショップや研修に参加してくださったみなさんの原体験や学びを紹介していきます📚
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『多様な人材が協働する社会を作る人はどんな人?』の第3回は、異文化メンタリング「MILE」の2022年2ndバッチに参加された、株式会社アイネットで働く伏見大介さんへのインタビューです。
伏見大介さん
株式会社アイネット 人事部 主任
異文化を知ることへの関心から参加
上司からの紹介がきっかけで知りました。
現在、人材開発と戦略的なHRBP部門を担当しているため、仕事で得た経験を活かしつつダイバーシティ推進や外国人採用に今後活かせるスキルが身につくと感じ、MILEへの参加を決めました。
これまで海外経験や、外国人との交流経験は多くありませんでしたが、新しいことへの挑戦や異文化に興味があったので、参加がとても楽しみでした。
また、MILEを通して得た知見や経験を、教育や社内文化醸成に生かしていければと考えていました。
留学生のリアルな声を知ることができたメンタリング
仕事やプライベートで留学生や他社の方々と交流する機会はなかなかないので、MILEに参加することができてとても良かったです。
日本の就職活動が留学生にとって、独特なものだと知ることができました。
メンタリングパートナーのチョーさんは、日本での就職を希望し、就職活動のサポートをしていました。すると、私たちが当たり前だと感じていた就職活動のスケジュールも、チョーさんにとっては目新しく驚くことが多かったようです。
たとえば、日本では卒業する1年以上前から就職活動をスタートすること。4月に一括採用を行う企業が多いことや、リクルートスーツを着ることが一般的なこと、その一方で近年は私服で面接を行う企業が増えていることも新鮮で、知らない情報だったようです。
コミュニケーションを取りたいという意思が大切
参加前は言語の壁に不安を感じていましたが、英語が得意ではない状態で参加しても、プログラム中にコミュニケーションに大きな困難はありませんでした。
留学生が日本語を話せたり、運営側がサポートしてくれた部分もありますが、コミュニケーションを取りたいという意思を相手に示すことでお互いを理解することにつながることを強く実感しました。
また、より多様な価値観を受け入れられるようになったと感じます。
バックグラウンド関係なく、相手を信頼し、意見を聞いたり取り入れたりすることができるようになりました。
日本人にはない強みを組織に活かすためには
MILEに参加したことで、社内で「外国人担当の伏見さん」として知られるようになりました。笑
異文化への理解が深まったことで、外国人社員とのコミュニケーションに慣れてきました。例えば、宗教的な儀式への対応や、時間の考え方の違いをもとに効果的な進め方などを提案できるようになりました。
外国人社員を単なるカテゴリーとしてではなく、一人の個人として接することを重視しています。しかし、会社全体では伝統的な日本企業の文化が強いため、現場の日本人社員に対してどのようにダイバーシティへの興味を持たせるかや、社内風土整備するかを課題として抱えています。
これからの目標は、外国人社員の強みや特性を理解し、彼らが力を発揮できる環境を作ることです。
MILEでは、外国人留学生に様々な強みがあることを学びました。人にもよりますが、MILEに参加していた人は結果に対してアグレッシブだったり、速いスピードで意思決定をするなどの強みが印象的でした。
今まで当たり前になっていたやり方と異なるからと否定するのではなく、そのような異なる強みを活かせるよう仕事を任せることで良い結果をもたらす可能性もあると感じました。
社員が持っている強みを人事部内で共有し、理解を深めていく必要があると感じています。
編集後記
いかがだったでしょうか?
MILEでは新しい体験や学びに前向きな伏見さんが、パートナーのチョーさん以外にも日本人参加者・留学生と積極的な交流をしているのが印象的でした。
伏見さんの明るさが、他参加者にも伝わりいつも良い雰囲気で進められたことは運営側としてもとても助けられました。これから、採用や人材育成でこの学びをどのように活かされるのか益々楽しみです。
伏見さん、ありがとうございました!😊
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