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「子供にスマホを持たせるべきか?」ドイツの場合

相変わらずitalkiでドイツ語を勉強しているが、今回のテーマは、「子供にスマホを持たせるべきか?」だった。

子供はまだいないので、漠然と、自分の子供時代を思い出して、「小学生は早い。中学くらいからがちょうどいい。子供は外で遊ぶのが一番だ」みたいな古臭い考えを持っていたのだが、今日のレッスンの前に、ドイツの子供のスマホ事情をググってみてびっくりした。
なんといまやドイツでは、13歳以下の子供の99%が、自分のスマホを持っているというのだ。日本の同年代では約50%なので、だいぶ差がある。

私なんかは中学生あたりで周りの友達が携帯を持ち始め、うちは親がすぐ持たせてくれなかったので泣いて抗議したこともあった。たしか、高校生になったら親も折れて、初めて携帯を買ってもらったと思う。
そんな時代だったら、「スマホを子供に持たせるべきか」みたいな問いは意味を成すが、13歳で99%がスマホを持っている世界では、議論の余地すら無さそうだ。それよりもスマホとどう付き合うか、が焦点になってくるんだろう。持たざる1%の子供はかわいそうだが。。

大人も苦労しているスマホとの付き合い方。もしかしたらデジタルネイティブの子供の方がうまく付き合っているのかもしれないが。私が携帯を持ち始めたときだって、親に使い方を心配されるのが嫌だった。

と、そんなことを思いながら更にググっていたら、こんな記事が見つかった。

German Kids Are Protesting Their Parents’ Smartphone Use. 

2018年の記事だが、ドイツの子供たちが、親がスマホに夢中で自分たちに構ってくれないので、抗議デモしたという。
子供150人集まってデモ。さすがドイツの子供たち。ザ・ドイツの子供たち(笑)。

たしかに、子供が親と話したいのに親がスマホに夢中では、そっちの方が子供の成長に悪そうだ。

「子供にスマホを持たせるべきか?」なんて言ってる場合じゃない。「親にスマホを持たせるべきか?」が正しい問いだった。





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