アナ@ドイツ

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最近の記事

「一文が長すぎる」カフカの短編『Auf der Galerie』

あろうことか、ドイツ語原文で、カフカの短編の解読に挑戦しています。 が、短編だと侮ったら痛い目にあっているので報告します(笑)。 今読んでいる作品、タイトルは「Auf der Galerie」。 訳すなら、「観客席で」といったところでしょうか。 ※なぜかタイトルも本編も、和訳がまったく見つからないのです!! 「短編」なのですが、短編にもほどがある。 構成はなんと【二文】のみ! ですが・・・その二文がそれぞれ、死ぬほど長いのです(笑)。 とにかく、以下、見てください!!

    • モミの木飾ってドイツの本格クリスマス

      あっという間に今週はクリスマス。ドイツのクリスマスは、日本のお正月やお盆みたいな感じで、家族とゆっくり時間を過ごす。私の義母はミシュラン並みの料理の腕前で、ドイツ料理はおいしくないという私の偏見を覆してくれたのだが、今回のクリスマスも一週間分のレシピの計画を立ててくれていて、今日は一緒に食材を大量に買い込んだ。 今年は初めて本物のモミの木も買って飾り付けた。モミの木を家に飾る風習はドイツ発祥のようで、2、3メートルあるモミの木が、大きいホームセンターの一階部分全面に売られて

      • 【読書】ぼくはイエローでホワイトで・・・に喝入れられました。

        やっと読めた、話題の本。 2日で一気に読んで、その勢いで続編もダウンロードしてこっちは1日で読んだ。ずっと気になっていた本だったが、なんとなく題名から、海外で暮らす「ハーフ」の子の葛藤を描いた本なのだろうな、と勝手に中身を想像してわかった気になっていた。 読んでみたら、そんなもんじゃない、イギリス「底辺社会」のハードっぷりと、ハードなスクールライフで聡明に成長していく息子さんの頼もしさが半端なくて、いままでの自分の人生や考えの浅さ・甘さを浮き彫りにされてしまった。 複雑化す

        • 「子供にスマホを持たせるべきか?」ドイツの場合

          相変わらずitalkiでドイツ語を勉強しているが、今回のテーマは、「子供にスマホを持たせるべきか?」だった。 子供はまだいないので、漠然と、自分の子供時代を思い出して、「小学生は早い。中学くらいからがちょうどいい。子供は外で遊ぶのが一番だ」みたいな古臭い考えを持っていたのだが、今日のレッスンの前に、ドイツの子供のスマホ事情をググってみてびっくりした。 なんといまやドイツでは、13歳以下の子供の99%が、自分のスマホを持っているというのだ。日本の同年代では約50%なので、だい

        「一文が長すぎる」カフカの短編『Auf der Galerie』

          ドイツのコロナに思うこと

          今ドイツでは、コロナ第四波で感染者数が過去最多になっています。 2020年の3月にメルケル首相がテレビ演説したときは、ドイツ内で一体感がうまれた感覚があり、演説内容は世界でも注目され、ほかのヨーロッパ諸国に比べてもうまくいっているように見えました。少し長いですが、改めて、当時のメルケル首相の演説を引用します。 ドイツではとりわけ「自由」や「民主主義」への人々の意識が高いので、メルケル首相も、こうした言葉を散りばめて、それでも尚、今は命を救うために、一時的な移動の自由の制限

          ドイツのコロナに思うこと

          ドイツで食べるコシヒカリ

          今日はAmazonで頼んでいたお米が届いた。インターフォンはちゃんと鳴って受け取れたし、やっぱり昨日の不在通知はおかしかったじゃん、と。ほかの荷物は全部届くのに、なんでよりによってWiFiのエンジニアだけが来なかったんだ。(執念深い) とはいえ、新しいお米が来たのはとても嬉しい。 去年はAmazonの「定期お特便」の設定を間違えて、5キロのお米×2パックが毎月届くように設定してしまい、やけに頻繁に来るなということに数か月経った頃に気付くという失敗をした(「やった!またお米

          ドイツで食べるコシヒカリ

          中谷美紀さんの『オーストリア滞在記』に共感が止まらない

          ドイツ国内で引っ越したばかりなので、家でWiFiを新しく契約するため、今日はずっと、プロバイダーのエンジニアが来るのを待っていた。12時から17時までの間に来る、ということだったので、午前中に外出の用を済ませて、11時からずっと部屋で待機した。すると14時過ぎに夫からメッセージあり。「今エンジニアが来たみたいだけど、不在だから帰ったらしい。次のアポは2週間後」。。。 そんなわけない。ずっと家にいたし、11時過ぎに郵便配達が来たときはインターフォンはちゃんと大きい音で鳴った。

          中谷美紀さんの『オーストリア滞在記』に共感が止まらない

          もしも反ナチスを貫き処刑された女学生が、インスタをやっていたら

          ヒトラー政権下、信念を貫き反ナチス・反戦活動を行なったドイツ人学生グループがあったのをご存知でしょうか。彼らは「白バラ」という名前で密かに活動し、反ナチスのビラを作り、まいていました。その中で紅一点だったのがゾフィー・ショルという女学生。彼女は1921年に生まれ、1943年に処刑されたときはわずか21歳でした。 彼女の生誕100周年である今年、ドイツでは面白い取り組みがされています。SWRとBRという2つの放送局が、【ゾフィー・ショルがインスタをやっていたら】という設定で、

          もしも反ナチスを貫き処刑された女学生が、インスタをやっていたら

          【ドイツ生活】日本人であることを実感するとき5選

          ドイツに住んで3年目ですが、自分ってやっぱり日本人(or アジア人)だな、と思うことが時々あります。今回はそれを思いつくまま書いてみます。 1.コメを欲してしまうときやっぱり、お米は主食でありソウルフードなんですね。昔からごはん大好きで、毎日3食納豆ご飯でもいいくらいだったのですが、海外にいるとそこまで食べられない分、尚更愛が募る。例えば旅先や義両親の家で1週間お米が食べれない状況が続くと胃がもたれるし、なんとなく精神的にもやられてくる(笑)。次の一週間はずっとお米食べよう

          【ドイツ生活】日本人であることを実感するとき5選

          「言論の自由」と「和」の間で

          今朝もitalkiでドイツ語レッスン。今日も面白くて、こちらのドイツ語コラムを読んでディスカッションしました。題名は、'Darf man Gott beleigiden?' つまり、「神への冒涜は許されるか?」。 神の冒涜って、日本にいるとほぼ意識しないテーマだけど、ヨーロッパではいつでもホットなトピックです。例えばムハンマドの肖像画を誰かが描いたり風刺しては、イスラム教徒が反発してテロを起こし、それに対してヨーロッパ各地で【言論の自由】を訴えるデモが起こる、、というような

          「言論の自由」と「和」の間で

          【語学】楽しく効果的に外国語を習得する方法

          外国語の習得って根気がいりますよね。今私はドイツ語に取り組んでいますが、ややこしい文法が出てくるとすぐイヤイヤ期が発症して「もういやだ!ドイツ語なんて嫌いだ!」となりがちです。でも文法のせいで言葉が嫌いになったらもったいないですよね。本来、人と話せるようになったり本を読めるようになったりするのは、世界が開けて楽しいはずです。 私は最近、あまり文法は気にしていません。それより、とにかく聞いて聞いて聞いて耳を馴らして、話して、読んで、調べて、というスタイル。それが良かったのか、

          【語学】楽しく効果的に外国語を習得する方法

          【語学】italkiというアプリがすごくいい

          今日のドイツ語レッスンは面白かった。 最近italkiというサービスを大活用している。これは、オンライン家庭教師のマッチングアプリ、みたいなもので、アプリで自分に合いそうな先生を見つけて予約して、好きな時間に・好きな先生に・好きなコマ数だけ習えるという、素晴らしいサービスだ。結婚相手をTinderで見つけた私は、こういうマッチングアプリを使うのが得意だ。笑 今日は2人の先生のレッスンを受けたのだが、2人の個性が全く違って面白かった。 1人目は、今回で2回目の、明るい先生。先

          【語学】italkiというアプリがすごくいい

          ドイツのWiFi事情

          ほんとにひどい。ドイツは進んでる国というイメージがあるが、WiFi事情は本当にひどい。ヨーロッパの他の国と比べてもひどいようで、ドイツに来た外国人は不満に思う人が多いらしい。 今日はオンラインドイツ語レッスンと、転職に向けたコーチングをオンラインで受けていたのだが、途切れ途切れになってしまった。 次に住む家ではネット環境が良ければいいのだが。。 とりあえず、不満をWordにつらつら書き留めて、あとでネットがつながったらNoteに上げよう(今ココ)。

          ドイツのWiFi事情

          【読書】ついつい色んなことに興味持っちゃってやりたいことを絞れない人へ、おすすめしたい本

          10年ほど勤めた会社を辞め、ドイツで転職活動中です。就活なんて久しぶりすぎて、自分はどんな人間なのか、何がPRできるのか、次はどんな仕事ができるのか、ぐるぐるぐるぐると、最近は自分と向き合ってしかないです(笑)。 この機会に本も色々読んでます。Kindleで買えば日本語の本をすぐ読めるのがありがたい。村上臣さんの『転職2.0』に始まって、台湾の天才大臣オードリー・タンの『デジタルとAIの未来を語る』とか、目から鱗のハンス・ロスリング著 『FACTFULNESS』、、などなど

          【読書】ついつい色んなことに興味持っちゃってやりたいことを絞れない人へ、おすすめしたい本

          東京のタラレバ娘がドイツに来て心が自由になった話

          私は典型的なタラレバ娘でした。もともとポジティブで青春も謳歌したのに、なんでこうなっちゃったのか。だって、仕事頑張ってるのに報われない。彼氏できてもなぜか続かない。周りのいい男はみんな結婚しちゃってるし、妥協して結婚したくはない。間違えてモラハラ夫捕まえちゃったら最悪だし、結婚生活ってほんとに幸せなのかも分からない。子供ができても保育園入れるかわからないし、産休とったら職場に迷惑かけてしまう・・・あーこんなことなら学生結婚しとけばよかった。でも専業主婦も向いてないし。あースウ

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