頭の上にとぶ大群の虫を気にしてみた
どうも、黄昏中のannです。
ライターのお仕事は、基本的にお家ですることが多い。
取材とか撮影がない限り、ずっとお家で過ごしている。
よく「ずっと家に居てしんどくないの?」って聞かれるけど、私はむしろいくらでも家に居れるタイプ。お家大好き。引きこもりバンザイ。
だから意識して外に出ないと、本当に1週間くらい1歩も外の空気を吸っていないなんてことがよくある。
そのくらい、出不精だ。
だからって、でかけるのが嫌いなわけじゃない。
お外に出たら出たで、気持ちがいい。
散歩も好きだし買い物も好きだし。
自然の中でボーッとしていたいし。
じゃあ、なんで外でないのって
家から出るまでの準備とかがめんどくさいだけ。
我が家が狭くて、家に出る前の障害物が多いってのもある。
だから外でのお仕事が早く終わった日は、ちょっと寄り道をするんだ。
本屋さんとか、パン屋さんとか、カフェとか。
あんまり行かない街に行くこともあるから、そういう時は散策するのが楽しいんだな。
仕事のあとのビールが楽しみな人もいるだろう。
それで言うなら私は寄り道が楽しみ。
今日は丸の内でお仕事だった。
夕方には終わって、今は日比谷公園でのんびりと黄昏ながらこれを書いているってわけ。(この記事がアップされるのは次の日だろうけど)
風が涼しい。
夕焼けがきれい。
ついでに、虫がすんごいとんでる。
尋常じゃないくらいとんでる。
隣の若い子たちがベンチに座ろうとして虫の多さで諦めて去っていくくらいとんでる。
君たちはなぜこんなにとんでいるんだっていうくらいとんでいる。
その中でのんびりするのは少々気が引けるが、虫たちは私の周りで屯してるだけで、特に害はなさそうなので私も座ってみた。
とびながらその場に留まっている虫たちを眺めては、なんで色んなところに行かないで留まるのかと不思議に思う。
そうすると、調べたくなってくるよね。
たぶんこの虫たちは「ユリスカ」ってやつだ。
ほら、ふと見上げると頭上でめっちゃたむろってるあいつら。
なんと、メスを引き寄せるために集団でとんでるのか……!
納得。
めっちゃ目立ってるよあんたたち。
そりゃメスも「いたいたー!」って感じで近寄ってくるかもしれないけど、そんな大群のオスの中に行く勇気ってなかなかすごいな。
しかも選ばなきゃいけないんでしょ?
私だったらポツンと群れから外れた人の方が話やすいけど、やっぱり群れの中でも一際目立つオスがモテるのだろうか。
なんて、考えているうちにすっかり空が真っ暗になっちゃったり。
あたりが暗くなったとたん、気づくと虫たちが一匹もいなくなってる。
解散!解散!って言葉もなく、一匹もとんでないんだけど。
いつ消えたのあんたたち。
暗くなってコントラストがなくなったから消えたのか……。
なんていうか、日常の当たり前のこととか、ただただ不快だなーって思ってたことも、いつもとは違う目線で「なんでだろ?」って思うと、意外にもすんなり受け入れられるときってあるよね。
でも、これって心に余裕がないとできないというか。
人間関係もそうだけど。
意外と「なんでだろ」って思ってみると不快だと思ってたものが不快じゃなくなったりするよね。
いつでも気持ちに余裕のある人になりたいもんだ。
これを読んでくれた皆さんも、これからは頭上に虫が集まってきてもただ不快に思わず「あー婚活パーティーの会場にされてんな」って気持ちでお過ごしください。
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