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不言実行と有言実行

この前母と久々に街に外出した時、私の、あまりにもボサボサな髪型が気になったのか、

たまには美容院とか行かないの?

と聞かれた。(ズボラなのと、美容院が苦手なのがあり、
行くとしても半年〜一年に一回程度だ)

私は、

うん、外見より中身を磨くことにしたから。

と答えた。

ちょっと生意気なことを言ったな。と思いつつ

なるほどね、そうしな。と母。

言ったからには、やるしかない。

いつも、外見より中身が魅力的な人でありたい、と思ってるのは確かだけど、これが口だけでズボラの言い訳になったらダサすぎる。

私は、これまでの人生の中では、絶対に不言実行タイプだった。

理由は一つ。プレッシャーに弱いからだ。

周りに、
「これを必ずやり遂げる」とか、
「ここに絶対行く」とか、
例えば受験などもそう、周り公言してしまうと、
応援すらプレッシャーに感じてしまう。

ああ、こんなにも応援してくれてるから絶対ここに合格しなきゃとか、
さらに自分を追い込む癖があるから。

でも、外見より中身を磨くって、しかも母にぽろっと言っただけ。
こんな小さなことだけど、プチ宣言をしてちょっと背筋がしゃんとした。

前々から思っていたことを口に出して、改めて、
やっぱり魅力的な人間になりたいと思った。

私はまだまだ人間性に自信がない。
表面を磨くのは簡単だ。髪型を整えて、お化粧して、
綺麗な洋服着て。

でも私は、良く自分に違和感を感じることがある。元々、いつも笑顔でニコニコしているタイプではないし、社交的でもない。

でも、人と接する時は笑顔でいるように心がける。
話しやすいね、とか、笑顔がいいねって褒めてもらった時、
それはそれで良いけれど、本当の自分とのギャップに違和感を感じたり、
本当はそんなに良くできた人間じゃないというのも
誰よりも自分が良く知っていて、背伸びしているみたいで恥ずかしくなることがよくある。
だから、できるだけ外見で良い仮面を被るのはやめようと思った。

人の本性はふとしたところで出る。
すごく綺麗な人が、眉間に皺寄せて人のことを散々言っていたり、
ビシッとスーツで決めてる人が下品なことを言ってたりすると、中身と外見が逆だったらなと思ってしまう。
(偉そうなことを言える立場ではないけど、ごめんなさい。)

そういうところで、勝手に人に期待して、勝手にがっかりしてきた。
年齢や性別や身なりや、表面的なものを省いて
いつも人の中身を見ていたいのに、そこに左右されてしまう自分もいる。

でも、人は人。そういう価値観で生きている人もいる。

私はそういうのを見て、反面教師で、私は中身を磨こうと思った。

最初会った時よりも、知れば知るほど、この人魅力的だなって感じてもらえるような人でありたい。

有言実行あるのみ。

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