014_🌸自分には「ない」ではなく「ある」ことに気付く

「私には何もない。
        才能も、恵まれた環境も、お金も、愛も」

そんなふうに思っている人って、案外多いのかもしれません。

『「ある」ってことに気づくのって大事だよ』
そんなことを言われて、頭ではわかってはいても、
それでも自分にはなにもない！って思ってしまう。

きっとそう思ってしまう人は、「自分の望む形とは違うもの」があるんだと思います。
人はそれぞれ、同じものでも受け取りたい形が違ったりします。

例えば、恋人からの愛情も、毎日マメに連絡をして毎日会いに行って、毎日「愛してる」って言葉をもらうことによって愛があると感じる人もいれば、普段は仕事に集中して頑張ったり趣味に没頭したり習い事に出かけたり、とにかく自分１人の時間を充実させることに時間を使って、１ヶ月に何度か２人の予定を合わせてデートをする時間を作ることで愛情を感じる人もいます。
同じ「愛情」でも、中身は全然違うものですよね。
これがお互いマッチしていたら、とても愛情を感じて楽しい日々になるんでしょうけど、まったく違っていたら、相手は愛情を与えているのに、受け取る側は愛情を感じることがまったくできなくなってしまいます。

愛情がないのではなく、自分か求めている形と違うだけなんですよね。
実はちゃんとあるんです。
『ある』けど『ない』と言ってしまうのは、自分好みの『愛情』ではないから。

ほしいものと形は違うけれど、『ある』んです。

だけど、ほしい形と違うものを『ある』んだからって、受け取らなきゃいけないってことではないんですよね。
ただ『ある』ってことに気づくこと、あったんだってことに気づくことが大事なんだと思うんです。

１度目を閉じてみてください。

さっきまで見ていたその空間に「赤いもの」ってどのくらいありましたか？
覚えていますか？
目を開いて、目の前の空間をもう１度見てみてください。

赤いものが目に入ってきませんでしたか？

これが「ある」ってことに気づくことです。

当たり前に見ている世界に、当たり前にあったのに、今までずっと見過ごして気付かない状態だったのは、自分が欲しい形をしていなかったからかもしれない。
もしかしたら気付いていたのに、「これじゃないのがよかった」と思っていたのかもしれない…笑
「ある」のに「ない」と思い込んでいるのって、自分が欲しいと願っている形とは違う形をしているからなのかもしれない。

でも気づくと、次々と『ある』ことが見えてくるものです。
自分の世界にもちゃんとあったんだな、欲しかったものとはちょっと違う形をしているけど、あれもこれも愛情だったんだな、と。
そしてそれをひとつひとつ拾い集めていくと、「ある」ことが当たり前かのように見えてきます。
そうなれば、「自分好みの形をした『愛情』」もちゃんと見えてくるはずです。

「ある」ことに気づく。

それが幸せ度数をupさせるコツのひとつです。

あんみつ子