壊れたスイッチ
こんにちは、安良です。
今回は、自力でPC不具合を修理した話を書こうと思います。原因が意外だったので、そういうケースもあるんだと忘れないように覚え書きしようと思った次第です。
🔧🧰🔌 コマッタ
それは夏の終わり頃のことでした。
スイッチを押せどもPCの電源が入らなくなったのです。
電源ランプがつかず、画面に何も出ず、内部の機械音さえしない状態でした。と言うことは……。考えられる原因が色々と頭を渦巻きます。
ともかくマシンのドアを開きました。詳しく見ても、コードが焼き切れたりはしていません。静電気に気をつけながらホコリを掃除して、マザーボードのCMOS電池を入れ替えるも起動せず……
ええと、後は何が考えられるだろう。インターネットでチェックしてみると、故障の原因として「電源ユニット問題」が目につきました。でもパーツを買って交換するのはちょっと骨が折れそうです。
「もう本当につかないのかな……」
そんな感傷とともにPCを眺めつつ、電源スイッチを押します。その時でした。とある違和感に気づいたのは。
――スイッチを押したときの、いつもの「カチッ感」がない?
いつもあったはずのバネの反発力が感じられなくて、スイッチがゆるい状態になっています。気になったのでマシンのフロントカバーを外し、スイッチ部分をチェックしました。
すると、電源の入らない原因が判明したのです!
なんと、スターターユニットが脱落しているではありませんか! これではフロントカバー側のボタンをいくら押しても、内部のスターターには届きません。
よくよく見てみると、スターターユニットを固定するプラスチックパーツが折れて落ちていました。それを拾い上げ、しばし補修プランを勘案します。
ひとまずボンドでパーツをくっつけました。でも心許なく思い、結局、隙間に厚紙を橋渡しして補強しました。おっ、これなら良さそう!
スターターユニットの固定を確認。フロントカバー越しに電源スイッチを押すと、カチリという感触に続き電源ランプが灯りました。内部ファンの駆動音が心地よく響き、私のPCは問題なく起動したのです!!
🔌🧰🔧ナオッタ
事の顛末はそのような次第でした。
パソコンの電源が入らない原因として、「電源スイッチの物理的破損」という一文を記憶に加えたいと思います。分かってしまえば「そんなことある?」みたいな事例でしたが、慌てて電源ユニット交換に走らず良かったです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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