マガジンのカバー画像

依頼作品批評

5
運営しているクリエイター

#カクヨム

九詰文登『植物人間の救い方』批評

九詰文登『植物人間の救い方』批評

九詰文登『植物人間の救い方』

yo 評パンデミックにより人々が植物人間となってしまった世界。唯一の生き残りである玲は一人、ただ生きている。そんな世界の中に、いくつもの興味深いテーマが潜んでいるように感じました。

○ 人類への懐疑と期待
玲はパンデミックのもと、無秩序となった世界では、人は身勝手に行動することを「知って」おり、そのために自ら距離をとりながら自衛してきたところがあります。バイオハザ

もっとみる