見出し画像

ANKR DESIGN社内の「Book Club」とは?

アンカーデザインのジュニアデザイナーの大倉です。

今後、アンカーデザインのnoteでは、Book Clubで読んだ本の紹介をしていこうと思っています。今回は本の紹介に差し当たり、アンカーデザインがBook Clubを実施している目的や効果、実施方法などをお話しできればと思い、この記事を書いています。Book Clubの実施に興味がある方の参考にもなったら嬉しいです。

いつからどのようにBook Clubを開催しているのか

アンカーデザインのBook Clubは2020年6月にスタートしました!(気付いたら1年経ってますね……!)

実施頻度は基本的に週1回、お昼休みの時間に実施しています。

お昼の時間に実施している理由は、副業としてアンカーデザインに入られている方やインターンの学生さんも参加しているためです。

実施内容としては、毎週1〜2章(30-50ページぐらい)を各自で読んできてもらい、その章にについての感想や、意見、不明点などをみんなで話し合います。

参加者は皆リモートワークなので、東京だけでなく、北海道、岐阜、広島のメンバーも参加しています!どこからでも参加できるというのは、リモートならではですね。

日時:週1回(毎週水曜日)12:00〜13:00
場所:リモート開催
宿題:事前に1〜2章分読んでくる(30-50ページ程度)
内容:読んできた章の内容についての感想、意見、不明点などをディスカッション


なぜBook Clubを実施しているのか

この業界は変化も早く、新しい知識もどんどん増やしていかないといけない業界です。アンカーデザインのみんなで、勉強し、共にレベルアップしていこう、という狙いでBook Clubを実施しています。

また、ほぼフルリモートで仕事をしており、更には日本全国や海外から働いている仲間もいるため、社内交流の一環にもなればという思いでこの取り組みを行なっています。


アンカーデザインのメンバーがBook Clubに参加する理由

Book Clubへの参加は強制ではなく、任意参加となっています。そのような中で、彼らはどのような目的でBook Clubに参加しているのでしょうか。


■本を読むきっかけになる
Book Clubの参加者は、本を経費で買うことができます。そのため、興味があっても中々読む機会のない本であっても半強制的に読むこともでき、自ら進んで勉強をする良いきっかけとなっています。

特に、長い本や難解な内容を読んでいる場合、1人だとなかなか進まなかったり、挫折してしまうことも多いと思います。そのような本でも1〜2章ずつ締め切りを持ちながら読むことで、なんとか読了することができます。

■本の内容について理解を深められる
新入社員や若手メンバーにとっては、他の人の話を聞くことで1人では理解しきれていない内容を補ったり、実例を知ることでより知識を定着させる機会にもなっています。

一方で、ベテランのメンバーにとっては、本の内容を議論する前提となっているからこそ、本を流し読みするのではなく、本を深く読み込んだり、繰り返し読んだりする機会となっており、「深い読みこみ」や「記憶の定着」に役立っていると話しています。また、同じ内容でも異なる視点が得られるため、自分の解釈の誤りや偏りを自覚できたりでき、更に学びを深める場ともなっているようです。

どのメンバーにとっても難解な本を読んでいる場合は、メンバーで内容についてディスカッションをし、共に理解を深めることもできています。

■アカデミックとビジネス双方の文脈で本の内容を議論できる
大学院生として学術的にデザインリサーチやデザインを学んでいるメンバーからは、学術的な視点をメンバーに共有しつつ、理想的なプロセスに対し、現実のビジネスの場面ではどのようにデザインリサーチが使われ、現実的にどう対処しているのかを学ぶ機会となっていると言っています。他のメンバーにとっても、アカデミックな文脈におけるデザインについてディスカッションをし、考える機会となっています。

■社内コミュニケーションの機会
副次的な効果としては、リモートワーク状況下において、仕事とは違う会話をする場や目線合わせの場としても重要な役割を担っています。オフラインでは、ランチやデスクワーク中での雑談などから違う視点や新しいアイデアが生まれたり、脳をリフレッシュさせたりすることができますが、リモートではその機会が得にくくなりがちです。Book Clubをそのような業務外のコミュニケーションや雑談の場として捉えていると話しているメンバーもいました。また、仕事以外でのその人の一面や、ユーモア、知識などを知ることもでき、結果的に仕事上のコミュニケーションも円滑になっています。

メンバーがBook Clubに参加している主な理由としては、本への理解度を深めるため、そしてリモートワークをする中で、雑談や人と話す機会を得るためにも参加しているという声が多くあがりました。

実際、どのメンバーに話を聞いても、Book Clubが本を読む良いきっかけや勉強の機会となっていました。また、各メンバーの異なる解釈や視点を得ることで、本の理解を深めることができる場にもなっています。


Book Clubに参加してみた感想

私個人の感想としては、本をしっかりと読み、理解するきっかけになるだけでなく、普段なかなか会うことのできないメンバーと話をする機会となっています。

私の場合、読みたい本があってもついつい積読してしまうことが多々ありますが、1〜2章ずつであれば読むこができますし、また読書を習慣として取り入れることにも役立っています。

1人では理解が浅い内容についても、他の人の話を聞くことで、本の内容を知識として定着させることができています。


今後

本そのものを深く理解するだけでなく、社内交流や目線合わせの場としても役立っているBook Club。今後もアンカーデザインの良き文化として継続していきたい次第です。
コロナが落ち着いたら、オフサイトでのBook Club開催なども行いたいという声も。

メンバー内ではKindle派と物理本派で分かれていますが、その違いもBook Clubの面白いところです。

現代人は、スマホがあるからなのか、本を読むことが習慣となっていない人も多くいますが、読書は、本からの知識獲得の効果だけでなく、思考力や集中力の向上にも役立ちます。

Book Clubを会社で開催することを、ぜひ皆さんも検討してみてください。


参加メンバーの紹介

■梅村さん
アンカーデザインのシニアデザイナー。デザイナーとしての実体験や、アンカーデザインでの業務を例に本の内容を深めて話すなど、Book Clubではベテランならではの視点を提供している。

■武田さん
新卒でアンカーデザインに入社したクリエイティブテクノロジスト。Book Clubではデザインや業界について学びつつ、エンジニアリングの視点やフレッシュな視点を提供している。

■野村さん
某スタートアップECサイトのシニアデザイナー。Book Club設立当初より参加しているメンバーの1人。幅広いデザイン業務の経験や日々勉強をしているデザインの知識を元に、ベテランらしい視点を提供し、メンバーの議論を活性化させている。

■幅田さん
情報科学芸術大学院大学[IAMAS]の大学院生。アカデミックな視点から本の内容を解釈してビジネスの場との違いなどについて話すことで、メンバーに違う角度からの視点を提供し、新しい議論を巻き起こしている。

■大倉
アンカーデザインのジュニアデザイナー。Book Clubスタート時から参加しているメンバー。他業界での経験と本の内容を絡めつつ、ジュニアデザイナーとしての疑問点などを話すことで本の理解を深めている。

■木浦さん
アンカーデザインの代表。時々Book Clubに現れては、難しい問いを投げかけていく。メンバーで読む本を決めているのは木浦さん。

次回以降は、実際に読んだ本をメンバーが紹介していきます。どうぞよろしくお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?