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後輩にご飯をおごる文化

私は小さいころから「先輩は後輩のご飯をおごるのが当たり前」だとばかり、信じこんで生きてきました。

小学校に上がっても「後輩と女には驕るのが当たり前」だとばかり考えており、それに対する抵抗などもなかったです。

しかし社会人になり、後輩にご飯をおごる意味が分からないという先輩社員に会いました。

きっかけはその人に誘われ焼肉を食べに行った時です。
その会自体はお疲れ会のような会だったので何も言わず、先輩は奢ってくれました。

その数週間後にまたご飯に誘われ、ついていくと、「いつも出しているから今日ぐらいは出してもらおうかな」などと急に言い出しました。

正直いきなり、全額出せと先輩から要求されたことに衝撃を受けました。
割り勘ならまだしも、全額出せは初めてのケースです。

私は少し面白くなったので、「先輩から急にご飯に誘ってもらったんで今回は私が出しますね」と明らかな嫌味を言いながら会計に行ったのですがその先輩はノーダメージで笑顔で「またご飯に行こう」とだけ言って帰りました。

正直その先輩に仕事であまりお世話になっていないので二度と行くことはないだろうと思っていましたが、その先輩はむしろもう私と食事に行くつもりがないから全額出させたのかなと少し、不気味な気分になりました。

その後も何度かご飯に誘ってくるようになったのですが正直わかりません。

しかしいろんな記事でを調べてみるといろんな可能性が出てきました。

①先輩は今まで上司などにおごってもらったことがない

いままでおごってもらったことが極度に少なく、後輩に奢るという習慣事態を知らない可能性があるという記事を見ました。

正直その可能性は低い先輩だとは思いますが、もしかするとおごられ童貞なのかもしれないと考えると少し面白くなってきました。

②損得勘定が強すぎる

食事代の出費が嫌で、割り勘などをするケースです。
今回の先輩の行動は全額後輩投げなのでこれとは少し違うがします。

③パワハラ

このケースが一番面白いのですが、先輩という立場を使い、後輩に飯代を出させたパターンです。
「先輩の言うことが効けないのか!」などと言われればビンゴなのですが、そんなこともなく、ニタニタしながら「今日は出してもらおうかな」だったので何とも言えない感じです。

さいきんは部下に奢らない人は増加しているそうです。

理由は様々で「一回誰かに奢ると毎回ほかの後輩にも驕らないといけなくなる」や「お金に余裕がないのでおごらない」などがあるそうです。

正直後輩や部下に飯をおごるとしたってついてきてくれたり、さらに仲良くなり、後輩から直々に助けてくれたり、少し面倒な仕事も引き受けてくれたりするようになります。

ほかにも社員がいる中で、後輩に出させたり、奢らないなどを繰り返すと、どうしてもほかの社員と比較され始めます。

そうなると勝手に噂が立ったり、後輩から声をかけてもらうことも少なくなる可能性もあります。

目先のお金の出費だけ考えるのと、将来的に後輩に助けてもらえるように投資するのではどちらが賢い判断か考えられるような上司が欲しいです。

そんなことを思いながら、結婚してお小遣い制になった上司にたかりに行く、私と私の後輩社員の土曜日でした。(ラーメン奢ってもらった)


お小遣い制つけ麺

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