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日印夫婦の子育て・妊娠中にしたこと3(バースプラン・夫の教育・インド家族との同居)

日印夫婦(日本人とインド人の夫婦)の私たちが子育てを経験して気づいたことや調べたことをまとめていきます👶🏼

私は日本人妻のはづきです。2021年1月に第一子の女の子、2022年8月に第二子の男の子を出産しました。私は第一子の妊娠前からいろいろな情報を調べていたのですが、病院選びや出生手続きなど迷うことが多くありました。しかも国際結婚ならではの事情もいくつかあることを知りました。この記事では私たちが経験したことをまとめていきますので、妊娠出産を考えている方々や日本人・インド人のカップル、日印夫婦の方々の参考になればうれしいです🇯🇵🇮🇳

妊娠中にしたことを思い出しながら書き綴っていたら長文になってしまったため、noteを3つに分けることにしました。「妊娠中にしたこと1」と「妊娠中にしたこと2」はすでにアップしていますので、こちらもぜひチェックしてみてください💁🏼‍♀️

前提

この記事に書いていることはあくまでも私たちが経験したことや調べたことです。皆さんにはデマ情報に騙されるのではなく正確な情報を知って欲しいので、ここには情報元もしっかりと書きます。ただし、私の第一子妊娠中だった2020年の話が多いので情報が古くなっているかもしれません。また、情報は更新されていきますので、この記事の公開後に状況は変わっている可能性もあります。ここに書かれた情報を鵜呑みにせず、必ずご自身で調べていただき、できるだけ正確な情報を知ってください🙇🏻‍♀️

バースプランの作成

私が出産した愛育病院では、出産前にバースプランを提出することになっていました。iPhoneのメモにバースプランが残っていたので記録しておきます📝

国際結婚の夫婦の場合は、特に8番目のご希望やご心配に書いた内容は参考になると思います!旦那さんが日本語をどの程度話せるかにもよりますが、緊急時に備えて念のため英語でも話してほしいと伝えておくと安心です😉

▼愛育病院に提出した第一子のバースプラン

バースプラン1
バースプラン2
バースプラン3

母乳育児の知識を得ておく

これは出産後必ずあなたの力となりますので、知っておいて絶対に損はないです!それは母乳に関する知識を得ることです。私が二度の出産を経験して思ったのは、産後の2大悩みは「母乳と赤ちゃんの睡眠」だと痛感しました🥲私ももちろん悩みましたし、周りの友人や産院で会った人たちも苦労していました。この2つで悩まない母親はいないんじゃないかと思ってます。

赤ちゃんの睡眠に関しては、前回のnoteでも紹介した愛波あやさんの書籍に全て書いてあるので、妊娠中の時間があるときに目を通しておくと良いと思います。私は愛波さんの本やInstagramで得た知識だけで赤ちゃんの睡眠の問題は全てクリアできました✨

そして、悩みやすい母乳に関しては、ラ・レーチェ・リーグ日本の公式ウェブサイトをじっくり読む、そしてつどいに参加することをおすすめします!
実は、私は2021年から1年ほどプロボノ(職業上のスキルや経験を生かして取り組む社会貢献活動のこと)でこの団体のウェブサイトリニューアルに関わっていました。現在はウェブサイトがリニューアルされ、かなり見やすくなりました。ラレーチェリーグ(以下LLL)を知っている人はおそらく少ないかと思いますが、実は30年前から日本で活動されている団体で、科学的に裏付けられた情報をもとに専門のトレーニングを受けた方々がボランティアで相談やサポートをされています。

出産後に初めて母乳育児を始めるので妊娠中はまだ想像するのが難しいと思いますが、母乳が出る出ないは個人差が大きく、母乳育児に関する噂やデマも非常に多いのです。インターネットで検索して出てきた内容が正しいとは限りません。
そして母乳育児をしたことのない父親(夫)には相談できずに一人で悩んでしまう母親が多く、母親だけで孤独に悪戦苦闘することになるケースが多々あります。私も第一子のときは母乳をうまく赤ちゃんが吸ってくれなくて苦労しました。赤ちゃんが吸えないと母乳が出ないので、乳腺炎になりかけたり、母乳がうまく出てこなくなったりと悪循環に陥ります。そこで悪気なく病院で言われた「たくさん出そうなおっぱいなのにね」という言葉に傷ついたこともあります…今でも振り返るとしんどい時期だったと思いますが、私の場合はその時にどこに頼ればいいか分かりませんでした。地域の保健師さんや助産師さんが新生児訪問してくれる機会もありますが、毎日何度も来てくれるわけではありません。一度話を聞いてもらって解決できることではないので、繰り返し母乳を与える練習をしたり、困った時にすぐに聞ける人がいればいいなと思っていました。

私は第二子の妊娠中にプロボノでLLLのことを知り、つどいにも参加しました!困ったらここの相談窓口に聞ける、と思ったらすごく心強かったです。専門のトレーニングを受けた方が優しく話を聞いてくださるので本当にありがたかったです🥹🙏オンラインでつどいという集まりに参加もできますし、無料で電話やラインの相談もできるので、いざという時のためにブックマークしておくのがおすすめです!妊娠中からつどいに参加できますので、知識を得るためにも一度参加してみてはいかがでしょうか?

名付け方法の追記

前回のnoteで子どもの名付け方法を書いていたのですが、細かいところを1点忘れていました🙇🏻‍♀️

それは、日本の役所の登録ではミドルネームをつけられないということです。日本の戸籍上は【氏】と【名】の2つしか登録がありません。

どうしてもミドルネームを加えたい場合、【名】と書かれている項目に、ミドルネーム+名前で登録をします。

苗字にミドルネームを加える方法もありますが、苗字は戸籍にいる家族全員の共通の苗字になりますので、苗字にミドルネームを加えると家族全員が同じミドルネームを名乗る事になります。そのため多くの人はミドルネームを下の名前に加えられています。

我が家の場合、夫はミドルネームがありますが、私と子供にはミドルネームはつけませんでした。日本ではミドルネームがなくても何も問題ない&使わない、氏名の欄が小さ過ぎて大抵の場合はミドルネームがはみ出して役所手続きが面倒、というのが理由です。夫も毎回何かの書類で名前を記載する時にミドルネームがはみ出て困ってます😅何文字以内で記入という縛りがあると大抵はおさまらずに、どうやって記入すればいいですか?と確認する手間が発生します。日本ではミドルネームがあると面倒だという印象を受けました。

インド人といってもミドルネームがある人もいればない人もいて、その付け方も様々です。インドは広いので地域や宗教によって名付け方法は変わるようです。もしミドルネームをどうしようか迷っている人がいたら参考にしてみてください。

子育て支援制度を調べておく

現在の子育て支援制度はどんどん進化しています。大阪府や東京都の高校の授業料無償化も話題になっていますね。東京都の場合、私立を含む全ての高校の授業料を2024年度から実質無償化する方針で、しかも現行の都民対象の授業料助成に設けている所得制限(世帯年収910万円未満)を撤廃するそうです👏こうやって子育て世代が暮らしやすい政策を出してもらえるのはうれしいです。最近は給食費の無償化も始めようとする動きが全国各地で見られます。私たちが住んでいる愛知県豊橋市でも、今年度半ばまでは給食費が無償化されていました。財源の関係で今後どうなるかは決まっていませんが、こういう動きが出ているのはうれしく思います。ただ、自治体に任せるのではなく国が主導でもっといろんな政策をしてほしいですね。

自分が住んでいる地域では、どんな子育て支援制度があるか調べたことはありますか?妊娠中に国や自治体の子育て支援策について調べておくと、後で役立つこともあるかもしれません。時間のあるときにぜひチェックしてみてください!

参考に、私が以前住んでいた東京都江戸川区の子育て支援制度を紹介します。この中でも私が特に助かった制度が2つあります。


⚫︎ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)
これは、ベビーシッターを利用すると料金を助成してもらえるという事業です。細かい条件は以下の江戸川区のホームページで確認してもらいたいのですが、児童1人につき年間で最大144時間まで費用を助成してもらえます!この事業は江戸川区だけでなく、東京都の他の区や市18箇所でもやっているみたいなので、もし東京にお住まいの場合はチェックしてみてください。

私たちの場合は、子供が2人なのでそれぞれ144時間、トータル2人分で288時間もベビーシッターを無料で呼べました。子供1人につき1人のベビーシッターが来るので、2人とも預かって欲しい場合はベビーシッターを2人呼んでいました。とってもありがたいサービスなのですが、欠点が3つあります。

①入会金は助成してもらえないので、入会金が高額な業者は候補から外れます。リストには何十社もあるのですが、大抵は入会金が3〜5万円程度するので入会金がある会社は選びたくありませんでした。結局、入会金がないベビーシッターサービスだと2〜3社に限られてしまい、人気が集中していました。

②私たちはポピンズシッターをよく利用していたのですが、人気でなかなか直前の予約はとれず、ベビーシッターにもよりますが大抵は約1ヶ月前から予約が必要でした。

③利用料金の助成は後払いなので、ベビーシッターを利用してから早くても1〜2ヶ月後に口座振り込みでお金が戻ってきます。先に料金を支払う必要があります。

私たちは東京から豊橋への引越しが決まっていたので、引越し前の最後の方は毎日のようにシッターさんを予約して家に来てもらっていました。これは↓2023年3月のポピンズシッターの利用履歴です。このおかげで夫婦で外食したり出かけられたので、本当に助かりました🙏シッターさんたち、ありがとうございました!

ポピンズシッターへの依頼

⚫︎家事・育児代行「えどがわママパパ応援隊」
これもとっても助かったサービス!簡単に言えば家事代行で、家の掃除をしてくれたり、料理を作ってくれたり、買い物を代行してくれます。0歳児のときは14時間まで無料で利用できるため、我が家も利用させてもらいました。いくつかのサービスから選べるのですが、私は掃除をしてもらうことが多かったです。何度も依頼していると気に入った人が見つかるので、私は毎回お気に入りのお掃除が得意な方に依頼していました。
出産直後は赤ちゃんの世話に追われて家事をする気力も体力もないので、こういう家事代行サービスは本当に助かりました!このように、江戸川区は他にもさまざまな子育て支援をやっていたので、小さい子供がいるファミリーに人気の区で私たちも暮らしやすかったです。

出産後の手続きを知っておく

妊娠中にやっておいたらよかった…と私が痛感したこと、それは出産後の手続きにはどんなものがあるのかを詳しく知っておくことです。妊娠中には手続きできず、出産後に一気にたくさんの手続きをしなければなりません。産後すぐで身も心もボロボロで疲れ切っているときに手続きのことを1から調べるのはおすすめしません!特に、国際結婚の夫婦では、日本人妻が出産後にほぼ全ての手続きを自分でやるケースが多いです。日本人でさえも、どういう意味?と思ってしまう難しい手続きが多いので、日本語が堪能でない外国人夫にはなかなかできることではありません😥我が家の場合も、私が産後にほぼ全ての手続きを自分で行いました。紙に日本語で書かなければいけない手続きも多いので、日本語の読み書きが堪能でない人にとってはかなり難しいです。もちろん区役所の人もサポートしてくれますが、時間がかかったり間違えてしまうこともあるので、できれば日本語が堪能な人が手続きを行う方が良いです。私は「夫の名前をカタカナで書くのか?アルファベットで書くのか?」をよく確認していました。どちらでも良いと私は思うのですが、なぜか申請用紙のフォーマットに「カタカナで」とか「アルファベットで」と縛りがある場合があります。在留カードと同じアルファベット名にした方がいいのか?それともカタカナで書くのか?そこは記入する前に担当者にしつこく聞いてました!間違えて記入するとまた最初からやり直しになることが多く、手間を省くためにも確認をした方が良いと思います。

手続きについては、最低でも、どこで申請するのか(手続き毎に申請先が異なる)、出産後は何日以内に申請が必要なのか、は知っておいてください🙇🏻‍♀️きっと後でよかったと思えるはずです!
次のnoteには出産後の手続き一覧を載せるつもりなので、もしよければそちらも参考にしてみてください(できるだけ早く更新する予定です🙏)

妊娠中しんどいときにしていたこと

私は第一子も第二子も妊娠中はコロナ禍で、精神的にしんどいと感じた時期が長かったです🥲そのときよりは、幸いにもコロナ感染の規制はゆるくなりましたし、外出はしやすくなったとは思います。ただ、だからといって妊婦さんたちは気楽に過ごせるわけではありません。自分の経験をもとに、しんどくなってしまったときの対策方法やアイデアを紹介します!もし、しんどいなと感じていたらぜひ試してみてください🙏

食べ物関連

私は妊娠糖尿病になってしまった時に低カロリーでおいしく食べられるものを探していました。その時によく食べていたものを紹介します。どれも食べ過ぎはもちろん良くないので、適度な量で楽しんでみてください。

・蒸し野菜をポン酢で食べる
・豆乳ヨーグルト+塩昆布+オリーブオイル少し
・豆腐に少し赤味噌をつけて田楽
・アーモンド小魚
・カフェインレスの紅茶
・レモンソーダ(無糖)

話は少し変わりますが、妊娠中はインド人夫がターメリックミルクを飲ませてきて、私には苦行でした😣ターメリックミルクはインドでは健康に良いとされており、よく飲むらしいのですが私は口に合わずイヤイヤ飲んでました笑

睡眠をしっかりとるコツ

お腹が大きくなってくると寝返りがしづらく、仰向けで寝るのがしんどくなってきます。そのため抱き枕を購入しました。私が購入したのは大きめの抱き枕で、これを抱いて寝ると楽になりました↓

好きなことをしてゆっくり過ごす

第一子妊娠中はとにかくNetflixにお世話になりました!こんなに映画ばかり見てて怠けていいのかなと自分で思うかもしれませんが、いいんです。とにかくダラダラして好きなことをして過ごすのが一番です😊編み物をしたり読書をしたりするのもいいですね。もし体調が不安定なときがあれば一日中寝ててもいいんです。というか寝てないといけません!妊娠中なのに動こうとしてしまう性格の人は結構いると思うのですが、基本は安静にしててくださいね🤰産後はたくさんやることがあって寝不足にもなります。産前は寝られるだけ寝て体をできるだけ休ませてあげてください。

家族や友人と電話で話す

人に頼るのが苦手な人もいると思います。私は昔そういう性格だったので母親によく心配されていました。妊娠出産を経て今は考え方が変わり、しんどい時はできるだけ周りに頼ろうと思っています。だから妊娠中も落ち込んだり気分がすぐれないときは母や友人に電話して話していました。ときどき気分転換しながら妊娠出産を乗り越えていくことをおすすめします。

お気に入りのベビーグッズを探す

時間があればインターネットでかわいいベビーグッズを探すのも楽しかったです。産後は検索する時間もないので、妊娠中にゆっくり探すのをおすすめします。

男性パートナー(夫)の教育

女性は妊娠中からたくさん大変なことがあります。体調の変化や出産への不安もありますし、妊娠中から産後の生活に向けて準備を進めています。それに対し、男性(夫)はたとえ何もしなくても赤ちゃんは産まれてきます。こういう言い方をすると嫌な気持ちになる人もいるかもしれませんが、男性パートナーの教育は必要です。なぜなら、何も知らずに育児の協力はできないから。妻が協力して欲しいときに協力できない夫にしないためにも、妊娠中から教育しておいた方が良いです。もしやる気のない男性がいるなら、妊娠中から意識改革をしていきましょう。我が家の場合、夫のやる気はあったので自分で知識を得たりはしていましたが、情報源が英語だったり海外の情報だったりするので、日本の常識とズレている所もありました。そういうところを微修正しながら夫婦間で認識をすり合わせるという作業は必要だったと思います。

知識のシェア

妊娠中、妊婦さんは必ず妊娠出産について調べて知識を得ます。それに対し、出産する予定がない男性パートナー、つまり夫は知識を得る機会が限られます。自治体が開催する父親学級もありますが、たった数時間だけです。そこで全てを知ることはできません。自発的に調べて知識を得る夫だったら良いのですが、自分で調べている男性は少ないのではないのでしょうか。もし夫の知識があまりないのであれば、妻から積極的に教えていく必要があります。なぜ女性側が主導でやらなきゃいけないの⁈と思うかもしれませんが、出産後はパートナーの協力が必要不可欠です。妊娠中はいいかもしれませんが、産後協力して欲しい時に知識量の差があると、そこで妻が困ることになります。できる限り早めに夫婦間の知識量の差を少なくしていくと良いです。そのために妻側の知識をどんどんシェアしていきましょう。我が家の場合も、出産する本人である私の方がやはり知識量は多かったです。どんなにやる気のある夫だとしても、結局は出産に関しては自分のことではないので貪欲に知識を得ようとはしないのだろうと思います。そこで私は「夫婦で一緒に子育てしたいから、一緒に赤ちゃんのことも知ろうよ」と声かけして、必要な情報があればリンクを送って読んでもらうようにしていました。

家事を夫自身にやってもらう

先に出産した友人に妊娠出産のアドバイスは何かある?と聞いたところ「夫が家のことを全部できるようにする」という回答がきました。例えば、家の中にどこに何があるのか場所を把握しておくことは重要です。いつもは妻がやっている家事を代わりにやろうとしても、道具や洗剤がどこに置いてあるのかを知らなければできません。私は専業主婦で普段は家事は全て私がやっています。なので夫にも家の中の物の所在を共有して、夫が自分で動きやすいようにしました。
妊娠中はいつ何があるかは分かりません。もし突然自分が入院することになったとしても、旦那さんは家のことを難なくできますか?自分がいなくても夫が家事を一通りできるよう、準備しておく必要があります。いざという時に備えて、夫にも細かく説明して普段から家事を手伝ってもらうといいと思います。

育児のイメトレ

赤ちゃんが産まれた後、どんな生活になるんだろう?と想像してみるのは重要です。おそらく自然と夫婦で会話するときに産後の話になると思いますが、具体的に育児ってどんなことをするんだろう?と出産前はイメージしにくいです。オムツを替えたり授乳したり…というのは想像できると思いますが、他にあまり思い浮かびませんよね。私もそうでした。
出産後の生活を例えるとき「交通事故に遭った後にそのまま運転し続ける」というたとえ話を聞いたことがありますが、確かに似た感じではあると思います。とにかく寝不足で眠い、身体もまだ本調子ではない、それでもなんとか起きて赤ちゃんのお世話をし続けなければいけない。それに加えて、自分がお世話の仕方を間違ってしまうと赤ちゃんの体調にも影響があるという責任もプレッシャーになります。赤ちゃんが便秘でなかなか便が出ないなんて小さなことに思えるかもしれませんが、実際に赤ちゃんが産まれると大ごとに思えるのです。授乳してもなかなかおっぱいを飲まないとなると更に心配になります。夜泣きがひどくて全然寝てくれないストレスも追加されてどんどん追い詰められます。私が今まで見たことがある映画やテレビ番組では、その辺りをリアルに描いている作品はありませんでした。母乳を与える時に乳首が切れて痛みがひどいとか、帝王切開の傷跡が痛む、産後は痔になってトイレでいきむのがツライ、なんてこともありますが、そういう話はドラマには出てきません。だから、そんな極限状態で育児をしていくんだということはイメージしておくと良いと思います。ゆったり微笑みながら赤ちゃんを抱っこして余裕の笑顔で毎日過ごす、というのは夢物語だと知っておくだけで理想と現実のギャップが少なくなるかもしれません。できるだけキツイ状況を想像しておいて、後でそこまで思ったよりキツくなかった〜という方がいいですよね😂

産後はインド家族と同居?!

これは日印夫婦でよくあることなのですが、産後にインドから夫の家族が来日して同居するという話をよく聞きます。実際、我が家もそうでした。インド人からすると夫の家族が同居するのは普通の感覚みたいなのです。日本人妻からすると、産後すぐなんて一番大変な時なのに、そんな時に義両親と同居なんて不安が大きすぎる…と思うでしょうが、向こうはそれが当たり前と思っている人が多いです。そして、夫も両親に赤ちゃんを会わせたいし、両親が日本に来たいと言ったら断ることは考えません。というわけで、産後すぐから(もしくは妊娠中から)の同居はあるあるです。

私たちの場合は、第一子のときはコロナ禍で海外からの入国が制限されていたため、日本に来たくても来れない状況でした。第二子のときはやっと入国制限がゆるくなったので、私が臨月の頃からお義母さんと義弟が来日して同居しました。義弟は仕事の都合で2週間ほどで帰国しましたが、お義母さんは約3ヶ月日本に滞在して私たちと同居していました。この話をすると、日印夫婦の人からは大抵「同居すごくないですか?!どうやってたんですか?」と言われることが多いです😂その返事は大抵の場合「うん、私すごいでしょ!笑」と全く謙遜なしに答えてます。だって本当にすごいでしょ、背景も文化も全く違う、全く言葉も通じないお義母さんと3ヶ月同居するのは並大抵ことではないと思う😂だけど、本音を言えば、私の場合は夫婦だけの時に比べて子供がいる時の方が同居してて楽だと思います。これは人によって違うかもしれないけど、子供が中心の生活の方が話題もあるしやる事もたくさんあるし、お義母さんに協力してもらって助かることがほとんど。お義母さん居てくれてありがとう🥹って気持ちになりました。夫婦だけの時の方がしんどかったな笑…それも今はいい思い出です。何でそんな風に思えるの?とよく聞かれるのですが、1つは何度も同居してお互いの事を深く知るようになったから生活がしやすくなった、もう1つは恐ろしい経験をして家族の存在が有難いと再認識したから、です。
恐ろしい経験というのは、私が第一子妊娠中、コロナが全世界で感染拡大し、インドで多数の死者が出た時。日本でもニュースになっていましたが、インドでは毎日何万人も死者が出て、火葬場が足りなくなっていたくらい。そんな時に、お義母さんと義弟もコロナに感染してしまいました。そのニュースを聞いてから、もしもコロナで重症化してしまったらどうしよう…と心配で心配で夜も眠れませんでした。そんな中、国境が閉ざされて日本から他国へ行くことができない時期なのに、夫が「もしインドの家族に何があったら私はインドに行きますね」とはっきり私に言いました。妊娠中の私を日本において、感染拡大がひどいインドに行くなんて…想像を絶する状況で、もしも万が一のことがあったら私と子供はどうしたらいいのと大泣きしました😭でも、もし自分の両親が同じ状況だったとしたら私も行きたいと思うだろうし、最終的には夫の決断に任せようと心の中で決めました。そこから不安な日々が続き、なんとか翌週にお義母さんと義弟の症状が改善したときは本当にうれしかったです。その時に思ったんです、これでもし私たちの子供をおばあちゃん(義母)とおじさん(義弟)に会わせられなかったらどうしよう…と。神様お願いします、どうか二人を助けてください…と神頼みするしか私には手段がありませんでした。だから、回復して良くなったら、絶対また再開して子供に会わせるんだ!と自分を奮い立たせたんです。
そんな恐ろしい経験をした事もあり、2022年にお義母さんたちが来日して久しぶりに再会できた時の喜びはひとしおでした。無事に子供に会わせることもできて、お義母さんたちは大喜びしてくれて、心の底からよかったと安堵したのです🥹だから同居なんて屁でもない!もちろん同居生活は楽しいことばかりではありませんが、貴重な経験をしたからこそ同居できる有り難みも知ることができました。きれいごとではないけど、家族みんなで居られるって本当にいいなと思ったのです。

ここまで読んでも「私にはそんな風に思えない」という人もたくさんいると思います😂所詮は他人事だから、たぶん私もそうです笑。というわけで、また別途noteにインド人家族との同居の秘訣をまとめようと考えています。毎度のことで、更新まで時間がかかってしまって申し訳ないのですが、きっと知りたい人が多いだろう同居の秘訣、できるだけ早く更新します!気長にお待ちいただけるとうれしいです🙇🏻‍♀️

ベビーグッズは妊娠中に購入

ベビーグッズはできれば妊娠中に購入しておくことをおすすめします!もしも使うか分からないので購入まで踏み切れないという場合は、どれにするのか最終候補まで決定しておいた方が良いです。理由は、産後すぐは疲れ切っていて商品を選ぶ時間も体力もないからです。そして、夫ともケンカしやすくなります。夫はこだわりがないのでベビーグッズは全部妻が決めるというケースであれば苦労しないのですが、夫婦で一緒に選びたい・夫も自分でベビーグッズを探して決めたい、ということであれば好みが分かれた時に衝突します。それが産後だと大変です…産後すぐの女性は通常の状態ではないので頭もうまくまわらないし、ケンカしても消耗するだけです😫結局夫に任せることになった…というのも納得していればいいのですが、大抵の場合は女性が使いやすいアイテムや赤ちゃんのグッズを男性が選ぶというのは難しいです。買ってきたとしても、欲しいのはこれじゃなかった!となって買い直し…となる前に、ある程度ベビーグッズの購入リストは作っておいた方が良いでしょう。

私は産後すぐにベビーグッズを買うか買わないか、どれを買うのかで何度も夫とバトルして疲弊したので本当に後悔しました🥲我が家の場合は私も夫もこだわりが強い方で、特に第一子のときは夫は「誰かから譲ってもらうものは使わずに全て新品で揃えたい」という希望もあり、1から全てベビーグッズを揃えました。唯一、私が妹から譲り受けたエルゴの抱っこひもは許してもらったのですが、抱っこひもも新品をもう一つ買いました。インド人男性は倹約家の人が多いので、よく「それ本当に使うの?」とか「それ必要?」とか「そんなに高いの買わなくてもいい」とか言います😂そこで衝突するのが面倒になって購入するのを後回しにしていると、いざ必要になったときにバトルすることになるので…これはおすすめしません!バトルは妊娠中の時間がある時にしておいてください!笑

もちろん、夫が倹約家なのは家計にとってはありがたいことではありますが、ベビーグッズに関しては裏目に出たと思います。私の好みを聞いてもらえなかったり、お互いの妥協点が見つからずに何度も商品を検索する手間もかかりました。特に高額なものやサイズが大きいもの(ベビーカー・抱っこひも・ベビーベッドなど)は好みが分かれると地獄でした🫠ベビーベッドはねんねトレーニングすることを考えているのであれば必ず必要になります。よく買わなくてよかったものにベビーベッドを挙げている人がいますが、私は買ってよかったものベスト3には入ります!ベビーベッドで寝かせることで、寝かしつけも不要になるし、安全に子供を寝かせることができるので私は必要だと実感しています。詳しくは、赤ちゃんねんねの専門家である愛波さんの書籍や投稿を読んでもらいたいのですが、赤ちゃんの命に関わることなので▼こちらはぜひ確認してください!

また、愛波さんの「愛波おくるみスリーパー」は新生児期から愛用していた神スリーパーです✨これに巻いて寝かすと、ぐっすり赤ちゃんが寝てくれて本当に助かりました🥹本当なの?って思うかもしれないけど、私は愛波さんの商品以外にもスリーパーを3つ持っているのですが、他のスリーパーを巻いてもダメで、この愛波おくるみスリーパーなら寝てくれたのです!なので洗い替え用にも追加で購入して2枚持っていました😴

ちなみに、1枚8,980円もするのでスリーパーにしては高っ!と思うでしょうが、私はメルカリで1枚5,500円(送料込み)で売れました👏生後半年くらいまで使い倒したボロボロの品でもこの金額で売れたので、使ってみたけどあまり効果が感じられなかった…ということがもしあればメルカリで売れます👍😂

愛波おくるみスリーパー

愛波あや|赤ちゃんねんねの専門家 on Instagram: "買ってよかった育児グッズNo.1! (ユーザーレビュー) 愛波おくるみスリーパーを使用することでお子さんの寝る力を引き出し、質のよい睡眠をとれ、ねんねトラブルなしの生活ができるようになります! ポイント① ママの胎内を再現 生まれたての赤ちゃんはママの胎内にいたときのように、腕をギュッと固定してあげることで安心して寝てくれるようになります。赤ちゃんは突然ビクッと動いてしまうモロー反射を起こすことがあります。自分のカラダなのに、このモロー反射でびっくりして泣いて起きてしまうのは、ものすごくもったいない! スリーパーについている羽の部分で赤ちゃんをキュッと包んであげることで、安心してぐっすり眠れるようになります。 ポイント② 足が自由なので骨折や股関脱臼を予防 足の部分はゆったりとした袋状になっています。赤ちゃんはその中で足を自由に動かすことができるため、赤ちゃんの骨折や股関節脱臼を避けることができます。 ポイント③ 着たままオムツ替えができる 上半身はおくるみで包んだまま、足の部分だけをファスナーであけることができるのでオムツ替えが簡単に行えます。スリーパーからわざわざ出さなくてもOK! 思いやり設計① ファスナーが肌に当たらず優しい設計 思いやり設計② 洗濯しても縮みにくい丈夫な設計 思いやり設計③ 日本製ならではの丁寧な縫製 #愛波おくるみスリーパー #愛波スリーパー #日本人初 #乳幼児睡眠コンサルタント #愛波文 #愛波あや #iphi乳幼児睡眠コンサルタント #おくるみ #夜泣き #夜泣き対策 #寝かしつけ #寝かしつけ方法 #寝かしつけ問題 #夜泣きで寝不足 #ねんねの先生" 232 likes, 23 comments - aya_aiba on February 3, 2022: "買ってよか www.instagram.com

▼第二子・息子の睡眠について

その他、よく夫婦で揉めやすいベビーグッズとしてベビーカーもありますが、これはその家庭の住環境(集合住宅なのか戸建てなのか?)や移動手段(車なのか電車なのか?)にもよりますので、一概にこの商品がベストとは言い切れません。その家庭ごと、生活スタイルに合ったものを見つけていくしかないと思います。私たちの場合は、東京で二人とも出産したこともあり、集合住宅で電車またはタクシーが移動メインでした。そのため、月齢が小さい頃(新生児〜生後半年くらいまで)は抱っこひもメインで、生後半年を過ぎたらB型ベビーカー(サイベックス製のリベル)を使っていました。そのため、抱っこひもも新生児から使えるタイプのものにしていました。妊娠中から夫婦間でよく話し合って、産後の生活スタイルをイメージしておくといいと思います。

別途、私が愛用しているベビーグッズや育児用品もnoteで紹介しようと考えていますが、更新は少し先になりそうです。次のnote「出産後にしたこと」ではねんねトレーニングについても詳しく書こうと思っています。ということで、すみませんが更新までしばらくお待ちください🙇🏻

番外編・出産予定日に引越し

私たちは第一子の出産予定日だった日に引越しをしました!出産前後はバタバタするし、こんな時期に引越しなんてしたくなかったのですが、都内で2LDK以上の物件を見つけようとすると物件が少なく、なかなか空きが出ずに出産直前になってしまいました…もし出産を機に広い家に引っ越したいと思っている人がいたら、特に東京は早めに動いた方がいいです!現在はさらに2LDK以上の物件の空きが少なくなっています。エリアや築年数にもよりますが、東京都内で築浅のマンションであれば、家賃25万円/月以上出せるなら2LDK以上も見つかるかもしれないというレベルです。それ以下で安い物件を見つけたいなら時間をかけて探すしかないですね。

私たちは出産予定日が近づくに連れて「もし引越しする日に産まれたらどうしよう」という不安が大きくなっていきました。とりあえず黙々と荷造りをして、万が一のときに備えて近くに住んでいた友人夫婦に引越しの立ち会いのお願いをしました。友人夫婦は快くOKしてくれたので本当にありがたかったです🥹🙏引越し当日も身重の私は友人宅に居させてもらって、引越し作業や立ち会いは全て夫がしてくれました。幸か不幸か、出産予定日を過ぎても全く産まれる気配がなく入院することになったので、荷解きしたり新居の片付けをする時間もありました。お腹の中にいた娘は予定をわかってくれてたのかな?👶🏼

こんな経験もしたので、出産を機に広めの部屋に引っ越したいという人は早めに動くことをおすすめします!私はもう出産間近の引越しなんてしたくないです🥲

最後に

今回も長文になってしまってすみません🙇🏻‍♀️毎回謝ってる気がするんだけど…簡単に分かりやすくまとめようとしてるのに長文になる不思議🫠
最後まで読んでくださった方ありがとうございます🙏妊娠中にしたことはこれで本当の本当に最後です!次回は出産後にしたことを公開する予定です。まだまだこのシリーズは続きますので、次のnoteもぜひ読んでもらえたらうれしいです😊

それでは、また〜!

このnoteが参考になりますように。 記事のご意見やご感想などがあればぜひ教えてくださいね。