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ワンコの爪切り問題

私は常々・・・ワンコに関わる商品で

「買ったは良いけど、使わなかった」

ナンバー1は爪切りじゃないかしら?と思っているのだけど(爆)新しい家族を迎えて、必要な商品を買い揃えるのは、とても楽しい♪ 最近は本当に可愛らしく機能的な物も多く、ググればエンドレスに紹介記事が出て(実はただのアフィリエイトなんだけど笑)悩みながらも愛するワンコのための買い物は「お金かかる~!」と言いつつも間違いなく、楽しい♪ その中で1~2回使って後は触らず・・・は爪切りじゃないかしら?

仔犬の爪はニャンコみたく細く尖って、あっと言う間に伸びちゃうから最初は何度か切ろうと試みるも・・・嫌がったり、ましては出血でもしようものなら・・・もう怖くて出来ない!!!とお蔵入りするのが爪切りでは?

短毛種のワンコを家族に迎え「トリミングも必要ないしね~!」と思っていたら、爪だけは伸びてしまうのよね・・・どうしよーどうしよーと思いながら、見て見ぬふりをして(笑)やっとサロンに連れて来てみたら発狂大パニック!・・・って、トリマーあるあるの1つ。

サロン・デビューの投稿とカブるけれど、ワンコはどんなワンコでもお手入れが必要だし、いつ他人に預けなければならない状況になるかわからないので短毛種でも定期的にサロンなどで爪を切ってもらう習慣を付けるのは、とっても大事だし、実は飼い主さんも楽ちん、です。自宅で大失敗(大出血)して背負わせたトラウマを修復するのは長い年月が必要だしね・・・。

ワンコの爪は「体重」「歩き方」「散歩エリア」「散歩頻度」「年齢」などなど諸々により、伸びるスピードが異なるし、「歩き方の癖」によって右サイドはほぼ伸びてないけど左サイドはかなり伸びてる、なんて事も少なくない。私達プロは断面を見れば「まだ切れる」「もう血が出そう」と判断出来るけれど、良くわからない飼い主さんにとってはコワイのも当然。でも爪の中のいわゆる神経って、爪を長く伸ばしてしまうと一緒に伸びて、いくらプロに頼んでも出血させない限り短く出来なくなってしまうので、出来る限りこまめに先端を切って「神経を伸ばさない」事がとっても重要。ワンコがシニアになり足腰が弱って踏ん張りが利かなくなる頃に爪が短く出来ないと滑ってケガをしたり、最悪寝たきりになってしまったり・・・のリスクもあるし。

そんな事にならないように、ぜひぜひサロンなどで定期的に爪切りをしてもらいましょう。短毛種なのにシャンプーに料金払うのモッタイナイわーと思う飼い主さん(笑)も爪切りだけでも受け付けでくれるサロンもあると思うので「たかが爪切り」ですが「されど爪切り」、放っておいて折れて病院に治療費払うより、定期的に切る方が有意義な出費かと考え・・・ませんか?

また、せっかく切ってもらったら出来るだけ長く(期間を)キープ出来るよう1週間毎くらいに先端の尖った部分だけでも詰めると↑の写真のように「ある意味、ネグレクト状態」にならずに済むので、ぜひお試しを♪

トリマーさんはなんで爪が切れるのか・・・?こんな真っ黒な爪で全然神経(血管)も見えないし、恐ろしくて切れないっすよ~!と、不思議に思いますか?

答え:出血したら止血すりゃーいい!と思っているからです。

・・・とは言え、誤解されないように(笑)補足すると、決してトリマーさんは血が出ても気にしない極悪非道な訳ではなく・・・「切らずに神経ごと長くなってしまう状況」と「出血」を比較した場合に、どちらの方がワンコにとって不幸な状況なのか理解しており、せっかくプロが切るのだからギリギリまで切ってこそ料金を貰える作業、と認識しているのです。もちろん前記したように断面見れば判断が出来るので、バッツリ切ってドボドボ出血させる事はなく、薄く削っていって小さな点に血が見える程度で、ワンコもほとんど無反応・・・その状態でしっかり止血、です。考え方は色々ですが、「絶対に血を出さない」ように先端だけ少し切るなら、おウチで切るのと変わらないもの。

ペットショップも「どうせ使わないだろうけど」と思いながら爪切りを売ってるのよね(汗)。


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