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No.688 「人間は数字に弱い生き物」だから【エッセイ】

人間は「数字に弱い生き物」だと言います。

認知科学者の苫米地英人カーネギーメロン大学博士は、著作物で以下の主旨のことを書かれています。

人間は、数字の上下に弱い生き物である。どんなにお金持ちになっても、資産の数字が上昇することに固執する。さらに欲しがる。

これは、SNSでも同じでしょう。

フォロワーの数やランキング等の数字の変化に一喜一憂する。

すると、本来の執筆目的から逸脱し始めてしまうのです。高邁な思想をもって活動を始めた人でも「お金のためならいいか」と、初心を忘れてしまいます。

筆者も、ブログのカスタマイズで各種数値が上昇すると、やはり嬉しいのです。

しかし、テクニックの習得は、いったん抑え気味にします。

初心を忘れないためです。数値の上下よりも、(苫米地博士のコーチングで言う)ゴール設定から逆算して生まれる活動の質に集中します。

博士は、著書「人を動かす[超]書き方トレーニング」で、以下のように述べられています。

あなたが磨くべきものは文章力ではなく、人間性や誠実さ、他人への思いやりの深さ。

苫米地英人著「人を動かす[超]書き方トレーニング」(開拓社)23ページより

ここで、「文章力」とはブログのカスタマイズなどのテクニックに相当します。筆者は、テクニックも学びつつ、「人間性や誠実さ、他人への思いやりの深さ」から生まれる「世に訴えたい内容そのもの」の強化に努めてまいります。

苫米地博士の知識系統や「7つの習慣」を学び実践したい筆者としては、「数字の魔力」から生み出される「拝金主義」に陥らないことが肝要だと考えます。

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