レンタルのダウンジャケット:Anizine
たいしてたくさんの国に行ったことがあるわけではありませんが、ほとんどの国のパーソナルな集まりで「彼はあのヤマダ産業の課長、サトウさんです」という紹介や「有名な人です」というのを聞いたことがありません。その人と話して面白ければ仲良くなりますし、そうでなければ無視される、とても健康的な人との付き合い方だと思います。
人を判断するとき「この人は他人のチカラを利用していないか」という基準が自分にとってはとても重要です。どれほど名のある人と知り合いであってもその人の価値には何も影響がありません。『他人というダウンジャケット』を着込んだ人は、それを取り上げられて裸になれば凍えてしまいますから、裸でも生きていけるように自分を蓄えるしかないのです。
※ 写真のおばさまのダウンジャケットは自前のやつ。
Bさんという人が「先日、あの有名なAさんとパーティで一緒になりました。私の作品集を渡したのでいつか仕事ができればいいな」と書いていました。Aさんはおそらく興味のない人からもらった作品集を自宅のゴミ箱に捨てているでしょう。それならまだいいほうで、パーティ会場を出てすぐのゴミ箱かもしれません。冷酷なようですが人が仕事をする相手を決めるときに「パーティ会場で会ったから」は理由になりません。自分が互いにリスペクトしていた相手にパーティで初めて会った、だったら話は別ですが。
多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。