バーキンのバッグ:Anizine PDLB 博士の普通の愛情
ある時、エルメスの会長だったジャン=ルイ・デュマが、飛行機でジェーン・バーキンの隣に乗り合わせた。ジェーンが「生まれたばかりの子供がいる自分に合うバッグがない」と不満を伝えたことから作られたという「バーキン」。
俺はParisの「REX」でジェーンのライブがあったとき、パーティでちらっと話したことしかないけど、とてもチャーミングで素敵な人だった。10年くらい前には羽田空港で見かけたことがある。Parisから到着すると報道陣が待ち構えていたので誰かが来るのだろうと思ったら、デニムに白いシャツ、手にはバーキンのバッグひとつだけ持った女性が。さっそうと歩いてきたのはジェーン・バーキンだった。俺はデュマとは違って隣の席じゃなかったけど。
さて、本題はここから。ある女性が旦那さんにバーキンを買ってもらったときの話なんだけど、この話は「Anizine」に書くか「博士の普通の愛情」に入れるか「PDLB」かを、迷った。どれにも共通する内容があるからだ。判断がつかないので定期購読メンバーが読めるように、三つのマガジンすべてに入れておく。
くれぐれも彼女が「旦那さんにバーキンを買ってもらった方法」は悪用しないで欲しい、とインチキなダイエット食品の広告のように書いておこう。
多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。