マンガリッツァ。
十勝のマンガリッツァ豚。「豚のブロック肉を撮影に北海道まで行く」と聞かされたときには想像もつかなかったけど、なんと美しい。そして試食をしたらシェフのViktorの腕もあって、とても美味しかった。
よく説明として書くことだけど、自分がやりたいのは「それを撮ることに自分が驚ける仕事」で、見た人にも同じ感動が伝われば幸福だと思っている。
やりたくない仕事はやらないという言い方が、やや傲慢に聞こえるかもしれないけど、なんとも思わない人やモノを撮ることはないという意味だ。
寒いところで育つハンガリーの希少種であるマンガリッツァはご覧の通り、普通の豚よりも上質な脂が多い。
誇りを持って豚を育てている人の話を聞いたり、牧場を走り回る豚を見てから、敬意を持ってこれを撮った。
多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。