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22歳の社長:Anizine

「カレーショップ『ココイチ』のフランチャイズを25店舗経営する群馬県の会社の新社長に22歳のアルバイトが就任」というニュースを見ました。15歳の高校生の時からアルバイトを始め、その能力が認められたということですが、とてもいいことだと思います。

接客業は個人の能力の差が大きく、時々、突出した才能を見せる人がいます。以前もあるコーヒーチェーンで働く女性店員の話を聞いて驚いたことがあります。店に来る常連客数百人がいつも注文する物を、あの人はコーヒーとバタートーストとジャム、のようにすべて憶えている、という人でした。「どうやって全員の好みを記憶しているんですか」という質問にその人は「他の人は憶えていないんでしょうか」と不思議そうな顔で答えていました。そういうことなのです。

この22歳の新社長についてはいくつもの学ぶべき点があります。

多くの場合、22歳と言えば就職をして社会人一年目の時期ですが、高校生のアルバイトという枠を越えて職業スキルを磨いていたのだろうと感じます。それを見抜いた上司も素晴らしいと思います。19歳で、全国のCoCo壱番屋で15人しかいなかった「接客スペシャリスト」になり、20歳で社長就任を打診されたと言います。

そしてネガティブな話なのですが、このニュースを見聞きした人の反応です。

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Anizine

¥500 / 月

写真家・アートディレクター、ワタナベアニのzine。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。