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となりの吐露:写真の部屋

私は善人でありたいと思っていますが、もちろん聖人君子ではありません。以前、ある写真家に「あなたの写真は全然よくない」と言われたのですが、グッとこらえたことがありました。私の写真がその人が正しいと思う価値観に合わないだけだと思いますし、こちらとは撮っているジャンルもまったく違っていたから我慢ができました。

先日その人のクレジットが入った写真をたまたま目にする機会がありました。どういう経路で頼まれたのか理解できませんが、畑違いのファッション写真です。その写真は、美しいかどうかの評価などという高尚な話ではなく、技術レベルがあまりにも幼稚でした。そこまで言うと可哀想なので言い方を変えると「写真専門学校、入学5日目」くらいのヘタさ加減でした。

それについてはどうでもよく、そのときに自分が感じたことに驚きました。

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写真の部屋

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人類全員が写真を撮るような時代。「写真を撮ること」「見ること」についての話をします。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。