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ワイン 家飲みを愉しむヒント

食中酒としてのワインを考える時、

「どんなお料理とペアリングすればいいんだろう?」
「いつもより少しお高いワインを買ったけどどんなお料理を作ればいいかし
 ら?」 など、

気軽にビールを飲む時と違ってワインは少し敷居の高い所に位置しているのかアレコレ考えてしまう、という方、、、
結論から言うと「何だって合いますよ💛」と自信を持って言いたい‼
確かに合いにくいお料理もありますが。(解りやすく日本でいう”酢の物”とか)

日本の穀物酢はツーンとした酸っぱさです。同じお酢でもフルーツビネガーを使った”マリネ”のような一皿だとグッとワインに近づきます。
魚貝類のお刺身もお醤油にワサビ一辺倒ではなく、特に貝類などはレモンやスダチを絞ったお塩に飲んでいる白ワインを少し垂らしてそれをちょこっとつけて食べる。
焼き鳥なら赤ワインの時はタレでいただき、白ワインの時は塩を選ぶと良いマリアージュが生まれます。

外でのお食事の時も飲んでいるお酒に合わせて食べ方を変えてみる。
粋でカッコイイ大人になれるのでは?

家でお料理を作るのでしたら調味料を変えたり、味付けや漬けダレを工夫したりでいくらでもワインに近づけることが出来ると思います。
またそういうことを考えて料理する時はとても楽しいです。

赤でも白でも味わいが比較的ライトな感じで生き生きとしていて醸造過程で全てをステンレスタンクで行ったもの、あるいは熟成に少しだけ樽を使用したものと醗酵から熟成まで木樽を使いしっかりとした酒質に仕上げたものでは合うお料理も違ってきます。
ただ、そのワインがどのような工程で造られたのかはお店でボトルを手に取っただけでは解らないと思います。ラベルに味のタイプを記載しているものも多いですがお店の方に聞くのが一番いいです。

その時一緒に食べたいお料理を伝えることです。
最初はお薦めのワインを選んでもらってもそのうちだんだん自分でチョイスできるようになります。

和食全般を考えると(一般的にですが)あまり樽香の強いものは避けた方が無難です。和食には出汁の繊細さや素材の持つ風味を生かしたお料理が多く
これらに主張の強いワインを合わせるとやはり負けてしまう・・

ペアリングするお料理の色、風味(スモーキーな香りがあるとか香ばしい焼き目がついているとか)から合わせるワインの色をリンクさせることで大きな失敗はありません。
このポイントを押さえておくといいです。

ひとつ例をあげると「カキフライ」と「カキのグラタン」だとフライにはあまり重くないタイプの白、グラタンだと少し樽の香りが感じられる白が良さそうです。

頭の中でイメージすることが大事です。
現場のソムリエだって経験に基づく知識からイマジネーションを働かせお客様に提案することが多いです。そういった意味ではセンスが問われるといえます。


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