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その後の、鉄腕アトム

鉄腕アトムの最終回はご存知だろうか?地球を救う為に、水素爆弾だかを抱えて地球に迫り来る巨大隕石だったかに突っ込んでゆく。命を投げ打って人類を守ったアトムらしい最後だった。ところが、この話には続きがあった。以前ネットで見た「手塚治虫マガジン」には、その後のアトムの話が描かれていた。
アトムは突っ込んで爆発した時に熱で溶けた爆弾の鉄に包まれて、何年(何万年?)もの間宇宙を漂っていた。それをある星の生物が見つけ回収して、新たなロボットに再生する。しかしアトム自身は地球という星に居た事ぐらいしか記憶にない。彼はどうしても地球に戻りたいと懇願して、地球に戻してもらう。ところが戻った地球はまだ人間が誕生したばかりで、野獣が支配する場所だった。そこのリーダー(顔は人間で身体がライオン)も実はロボットで、全滅してしまった人類によってつくられたものだった。やがてリーダーと対決することになったアトムはリーダーを倒して破壊するが、彼は壊れた後もそこで地球を見守り続ける。それが後にスフィンクスになるという物語である。つまり、アトムが帰った地球は未来ではなく、過去の地球だったというストーリー。さすが手塚治虫の宇宙は壮大ですね。

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