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スピリチュアルあれこれ#2【旅立ちと看取り】

※今回の内容は、センシティブな内容になりますので、読んでいて具合が悪くなる場合などは読み進めるのをやめて頂くなどご留意下さい。

  こんにちは、アユムです。今日は【旅立ちと看取り】というお話をさせてください。と、その前に、そもそも、スピリチュアル・カウンセラーって何??というお話をしていこうと思います。

スピリチュアル・カウンセラーとは

  スピリチュアル・カウンセラーとは、「死後の世界と、魂の実在を認める」という考え方を前提とした【スピリチュアリズム(霊的真理、霊的哲学)】に基づいてカウンセリングを行うカウンセラーのこと💡(※霊能力の有無は関係ない※)
  日本で、「スピリチュアル・カウンセラー」という肩書きを名乗ったのは、江原啓之氏が最初だと言われています。

 【スピリチュアリズム】とはなんぞや??

  江原啓之氏が【スピリチュアリズム】をわかりやすく【八つの法則】として、まとめてくださっているので、簡単にではありますがご紹介したいと思います。(※後日、スピリチュアリズムについて、詳しく書きたいと思います)

【八つの法則】

一、『霊魂の法則』
  人はみな、魂の存在である。これが「霊魂の法則」です。八つの法則の大前提となるため、ぜひ最初に理解していただきたい法則です。

二、『階層の法則』
  霊的世界は無数の階層に分かれていて、あなたは死後、あなたのたましいの成長のレベルに応じた境地に行くことになります。

三、『波長の法則』
  自分の心のあり方が出会う人や出来事を決めている。

四、『守護の法則』
  私たち一人ひとりに、いつも寄り添って見守っている霊的存在があります。それが守護霊です。

五、『類魂の法則』
  霊的世界には、私たちの一人ひとりに「たましいの家族」なる存在があります。それが類魂(グループ・ソウル)です。

六、『因果の法則』
  今ある状況はすべて、これまでの自分のあり方(原因)の結果だとこと。

七、『運命の法則』
  運命は決して一つに定められているものではありません。あなたの人生の流れはあなた自身が作り出すものなのです。

八、『幸福の法則』
  霊的法則は私たちが真の幸福を得るために働いている。

以上が、【八つの法則】で、この【八つの法則】にまとめられる【スピリチュアリズム】に沿ってカウンセリングを行うのが、本当の『スピリチュアル・カウンセラー』です。

※重要※
1、「スピリチュアル・カウンセラー」と名乗っている全ての方が、「スピリチュアリズム」に基づいてカウンセリングを行っている訳ではありませんのでご了承ください。
2、「スピリチュアル・カウンセラー」の定義として、「スピリチュアリズムに基づいてカウンセリングを行うカウンセラー」となっていますが、スピリチュアリズムの理解度=霊能力の強さ(有無)ではないのでご理解ください。

3、霊能力の強さ=霊格(人格)の高さではありません。




※ここからの内容は、センシティブな内容になりますので、読んでいて具合が悪くなる場合などは読み進めるのをやめて頂くなどご留意下さい※

【旅立ちと看取り】

  お待たせ致しました。ここからが本題です。
  冒頭から厳しいことを言うようですが、私たちは、「生きている」以上、残念ながら「死」から逃れることはできません。世の中には、スピリチュアル・ヒーラーの援助や医師の懸命な治療により一命をとりとめ、臨死体験などをしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。ですが、「生まれた以上、いずれ、死ぬ。」これは、生物の歴史が始まって以降、変わることの無い事実です。
  その亡くなり方は実に様々で、一口にまとめることはできません。詳しくお話することはできませんが、僕自身は祖父母の他に、3人肉親を亡くしています。(うち1人は兄です)。
  兄が亡くなった時、兄は高校1年生、僕は小学5年生でした。以前の記事にも書いたように、事故死だったために看取ることはできませんでした。仕事仲間や友人を含めると更に多くの方の旅立ちを経験してきましたが、看取ることができたのは父方の祖母だけでした。
  「スピリチュアリズム」という考え方と出会い、自身の霊的な感性により、魂と霊界の実在を理解してはいても、大切な人たちとの別れは涙なくしては語れませんし、大切な思い出は失くなることはありません。
  故人の側から見ても、やはり同じようなことが言えます。私たちが、故人を偲ぶように、故人もまた、生きている私たちを思い、心配していたりすることがあるのですが、その「思い」があるが為に、なかなか、死後の世界(霊界)に進めないということが往々にしてあるのです。

  ここで、私たちが肉体を離れたあと、どのように死後の世界を進んでいくのかについて、そして、私たちの「からだ」について、少し説明させてください。
  私たちの身体は、現世を生きて様々なことを経験するための「魂の乗り物」のようなものなのですが、この「身体」。実は、いくつかの「身体」が重なっているのです。
  私たちの「身体」は、霊体>幽体>肉体というように、肉眼では見ることの出来ない霊的な体(霊体、幽体)と、目に見え、私たちが「身体」だと思っている「肉体」が、マトリョーシカ人形のように重なっています。
  この3つの「体」が、「シルバーコード」というエネルギーの糸のようなものでしっかりと繋がっているのですが、心臓が止まと、このシルバーコードが切れ、「肉体」から「幽体と霊体」が離れます。
  「肉体」から離れた「幽体と霊体」は、「幽現界」、「幽界」へと進み、「幽体」を脱ぎ捨て、「霊体」の姿となり「霊界」へ進みます。これが、一般的に言われている【成仏】です。
   私たちが死後にたどる大まかなプロセスはこのようになっています。しかし、生前、何かやり残したこと、心残りなことや恨みつらみなど、現世に強い執着などがあると、幽界から霊界へと進むことができない場合があるのです。成仏できないというやつですね。
 
  では、どのようにしたら、私たちは執着を残さず、あの世へといくことができるのでしょうか?🤔
  そう!ここ数年で広まりつつある「エンディングノート」です。
   この「エンディングノート」を活用して、お葬式や訃報のこと、相続から部屋の片付けなどに関することまで詳細に書いておいて、ご家族にお願いするという方法もあります。
  さらに、終活として、断捨離などをするのも良いですよね😀

知識はあっても、やっぱり不安

  さて、終活なども終え、いつでもOKとばかり準備を整えたとします。その瞬間を迎えても本当にあなたは大丈夫でしょうか?
  脅かす訳ではありませんが、昔、こんなTV番組を見たことがあります。
  宗派などは忘れてしまいましたが、終活や看取りをなさっている住職の活動と、その住職の亡くなり方を撮影したものを放送するという番組でした。その住職は、多くの方を看取ってこられ、死後の世界などについても仏教の教えを説いてこられてきた方でした。しかし、いざ、亡くなる時が近くなると、痛みと死への不安をしきりに漏らしていました。

  死への恐怖。やはり、相当なものなのです。当たり前ですよね。人生で経験するのは1回だけですもんね。。。(特殊なケースを除く)

  遺す側も遺される側も、旅立ちへの恐怖や不安、後悔を和らげる方法を紹介したいと思います。
  まず、大前提!!『死=卒業✌🎓✨🌸』ということ(霊界へ帰るということ)を伝える。ただし!「押し付け」にならないように、「~と私は思うんだよね〜。」のように、相手の価値観を否定せずに、「言葉を置いておくから、気が向いたら手に取ってね。」くらいの労りと優しさをもって伝えてみてください。
  
 もう一つ。亡くなるご本人の『言葉』にしっかりとじっくり、そして、ゆっくり、静かに耳を傾けて欲しいのです。
  それまで衰弱して意識も朦朧としていた人や、認知症で家族の顔がわからなくなっていた人が、亡くなる前のわずかな一時に、意識がハッキリとしたり、みんなの顔を思い出したりする時間が訪れることがあります。
  その時に、心配事はないか、不安や痛みなどはないかなど、寄り添って静かに聴いてあげてください。  
 もしかすると、そのような時間が訪れないこともあるかもしれません。なので、もし、看取ることができるのであれば、最後に過ごす時間を、美しい調和と穏やかさの記憶とできるように、ゆっくりと呼吸を合わせ、何気ない会話を楽しんでください。そして、その中で、先程の「心配なことはない?」や、眠っている時の夢の話などを語るその言葉に、静かに耳を傾けてください。

  きっと、旅立つ方にとって、見送る方にとって意義深い温かな一時になることと思います。


  私たちは、魂の世界が本当の故郷で、現世はトレーニングルームのようなものです。だから、トレーニングを終えて本当の故郷に帰れるということは、『卒業』のようなものなのです。だから、亡くなった方には「お疲れ様、頑張ったね。」や、「もう、痛くないよ。苦しくないよ。」「今までありがとう。心配しないでゆっくり休んでね。」と優しく伝えてあげてください。

  
  最後に、これまでに亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
  また、これから、旅立ちへと向かう方々の魂が穏やかでありますようにお祈りしています。

悲しみが少しでも早く癒されますように。

最後までお付き合い頂きありがとうございました🍀

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