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#イラスト
正しい画を求めて9⃣ 正解のない、白がくる
ここまで全部を読んだならば、あとは実践と経験、機材さえあれば即座にプロフェッショナルな校正を行うことが出来る・・・
と言いたいところであるが、実のところ、ここまで来たものにだけ、もうすぐ白が見える。永遠に合わない、白がくる。
永遠に合わないとはどういうことだろうか
一つは人の目は同じものなどないということだ。
LMS錐体の分布や数が違うことで、同じ色が見えているわけではない。
白は人によっては赤
正しい画を求めて8⃣ メーカーはもっと仕事をしよう?
DispCalで彩度や色相を校正するLUTが作成出来た。
測定時に使用した1D校正と色相彩度補正LUT、これを組み合わせれば輝度マップ、グレースケール、色相彩度が補正されるはずだ。
LUTの合成は先程1D補正で行ったようにDaVinciで行える。
色相彩度補正→1D校正の順に適用し、一つのLUTとして出力する。
出力したLUTをDWM LUTで適用し、CCMXを取り直してからHCFRでグレースケ
正しい画を求めて 7⃣ 測定、いつ終わるんですっけ?
ホワイトバランスを十分に合わせた。輝度マップも十分に精度よく合わせた。
CCMXも更新して仕上がりが十分だと確認できた・・・がこれはまだ始まりでしかない。
以前も言ったが1Dの補正だけでは彩度や色相の補正は出来ないからだ。
彩度や色相の補正を行う3D LUTはDispCalを使って作成する。
セッティングは過去に作ったものをもとにしても良いが、今回は新規作成をしてみよう。
なお、今回は先に1D補
正しい画を求めて1⃣ そのテレビ、表示がおかしくない?
モニタやテレビのキャリブレーションに関し、ネットを探せば様々な情報がある。有償のセミナーもあるが、必ずしも十分ではないことも多いばかりか、認識が間違っているものも少なくない。
SDRのHDR化を追求する4K HDR anime channel、表現に本来の力を与えるためのグレーディング技術と校正を扱うgenuine HDR colourの知識と技術を公開することでその現状に一石を投じたい。
ヨド