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タイを制覇したバックパッカーが中国で打ちのめされた話

今日は私の体験談を紹介します。

タイや周辺国を一人旅してめちゃくちゃ楽しかったので、同じノリで中国を歩いたら、みごと期待が打ちくだかれた話です。


東南アジアの一人旅って楽しいですよね。

東南アジアは外国人観光客に対して開けた地域です。

英語は通じるし(観光業従事者のみだけど)、観光整備も整っています。

現地の人も優しくて、welcomeモードで、積極的におしゃべりしてくれて。

バックパッカーが多いから、意気投合した者同士、旅は道連れで気の向くまま一緒に旅したりなんかして。

が、しかし!

同じ感覚で中国を旅すると、イタい目を見るのです。

中国の一人旅は、ガラリと雰囲気が変わりました。

東南アジア旅と大きく違う点が下記3つです。

①中国の観光は、中国人による、中国人のためのもの
②ほんとにロンリー一人旅
③反日感情によるいやがらせ


①中国の観光は、中国人による、中国人のためのもの

中国の観光事情は、実に閉鎖的です。中国人が旅行できるようにしか整備されていません。

なぜなら中国には何億もの人がいるわけで、外国の観光マネーなど必要ないからでしょう。

そのため、中国語の看板や案内しかないし、地元の人も英語はほとんど話せません。

中国を一人旅するなら、大都市以外、中国語は必須です。

中国語が読めて話せて、中国の事情に詳しくないと、ここでは一人で歩けないのです。

東南アジアで培ったバックパッカースキルだけでは通用しないでしょう。

②ほんとにロンリー一人旅

そんなわけで、中国の地方都市に外国人バックパッカーはほとんどいません。

それどころか、中国人ですら一人旅の者はめったにいないのです。

ご存知の人も多いでしょうが、アジア人は日本人以外、原則一人では行動しません。

そのため、旅は終始一人です。道連れができたことは一度もありません(電車やバスの中で喋る程度ならあったかな…)。

しかも、中国には"おひとり様仕様"がないので、あらゆる場面でロンリーな気分を味わいます。

ツアーに参加しても、他の人たちはグループで和気あいあいとしているのに、私だけボッチです。

東南アジアではボッチだらけだったので何とも思いませんでしたが、自分だけがボッチの状況は実につらい!

食事でも中国はシェアする文化なので、一人だと食べづらいし…もうね、ふつーに寂しいです。

そんなわけで、自由気ままを求めて一人旅しているものの、ほんとに孤独すぎて、なんとも哀愁ただよう旅となってしまいました。

③反日感情によるいやがらせ

一部の中国人は日本人をよく思っていないので、旅の邪魔をされることがありました。

まあネガティブな話は好きではないので、多くを語るのはやめましょう。

そんなたいした話ではありません。電車のチケットを売ってくれなかったり、タクシー乗車拒否されたり、という程度です。

そのため旅行中はずっと韓国人のフリをしていました。

もちろん親切にしてくれた人もいっぱいいるので、みんながみんなキツくあたってくるわけではないですよ。


ってことで、東南アジア好きバックパッカーが中国を歩くと、カルチャーショックを受けるよという話でした。

だからといって中国旅が楽しくなかったわけではないですよ。

まぁ…

ぶっちゃけ東南アジア旅の方が楽しかったけど。(言っちゃった!)

中国は2人以上で旅することをおすすめします!


【追記】
なんか中国の悪口みたいになっちゃったけど、私は中国LOVEなんですよー!バックパッカーに優しい国がgood、バックパッカーが歩きづらい国がbadって話ではないんです!その国その地域の独自の雰囲気、全て素敵です!



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