「知能とアレルギー」を左右する"アラキドン酸"(ω-6脂肪酸)
タンパク質源となる肉、卵、魚に多く含まれる「アラキドン酸(ω-6脂肪酸)」。
脳の成長に必要な"アラキドン酸(ω -6系)とドコサヘキサエン酸(DHA、ω -3 系)"は、食材から摂取する必要があり、植物からは摂取できません(ベジタリアン)。
■ω3脂肪酸➡ DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)
■ω6脂肪酸➡ アラキドン酸
脳の60%はコレステロールや、アラキドン酸(ω -6系)とドコサヘキサエン酸(DHA、ω -3 系)などのリン脂質からできています。
特に乳幼児の脳の発達に、アラキドン酸やDHAが重要な役割を果たしています。母乳にはアラキドン酸やDHAが豊富に含まれ、これが脳の発達に不可欠。
アラキドン酸(ω -6系)をとると、頭の回転がはやくなる、つまり脳の反応がズバ抜けてくるということです。
また、成人においても記憶力や認知症の改善、統合失調症の症状緩和の効果があります。
グリーンランドでの、デンマーク人とイヌイットを比較した疫学調査では、イヌイットの心臓疾患や自己免疫疾患は極めて少ないことが判明。
両者の血液の調査で、イヌイットはω3脂肪酸(DHA,EPA)が多く、デンマーク人ではω6脂肪酸(アラキドン酸)が多いことが判明。
イヌイットの主食はアザラシ。そのアザラシの餌が魚で、デンマーク人は牛肉が主食。
すべてのアレルギー(花粉症やアトピーなど)の根本的な原因は
①ヒスタミン
②アラキドン酸
の大量分泌。
アラキドン酸は"鼻づまり"の元となる物質です。
アレルギー源の"アラキドン酸"は、"肉や食用油"に多くふくまれる「リノール酸」から作られます。
逆に、「α-リノレン酸」から作られるのが"DHAやEPA"で、アレルギー源のアラキドン酸を減少させ、アレルギーなどの炎症を抑える効果があります。
「α-リノレン酸」を多く含む食材は
①シソ油、エゴマ油(シソ科の植物)
②大豆食品(豆腐、納豆など)
また、「アラキドン酸」を減らす方法は
①青魚の摂取⇒ "DHAやEPA"が豊富
②ごまの摂取⇒ ごまのセサミンが有効
③"肉や食用油"の摂取減少
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腸内フローラ(整腸・快便)の改善が一番大切
ということがわかり、腸内フローラ(整腸・快便)の改善に的を絞り、詳細な対策を立案。
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