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140字小説「はしる稲妻」

雷神さんちの悪戯小僧。
ある日、ふざけて暴れて空をびりびりに破いちゃった。
慌てて針と糸で縫い合わせたけど、じぐざぐの跡がくっきり。
怒った父ちゃんが雷を落とすと、縫い跡にぴかり!光が走った。
こりゃあ綺麗だ。父ちゃんは途端にご機嫌に。
雷が落ちる時、稲妻が走るようになったのはそれからさ。

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