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「知らない」という凶器を持たないように、知ることから始めよう

35歳の後輩と飲んだ。
彼女は、今、彼氏がいないらしい。

結婚して、子供が欲しいらしいが、彼氏がいないから、まだ目途が立っていないと・・・

だから、36歳までに相手が見つからなかったら、卵子を冷凍保存しようかと思うと。

え???卵子の冷凍保存??

そんなんできるの???
私は、まったく知らなくて、めちゃくちゃ驚いた。

卵子の冷凍保存

帰って、ちょっと調べてみた。
冷凍保存は、色んな産婦人科が、案内を出していた。
結構、ちゃんとした制度。グレーなものじゃない。

値段は・・・
卵子を取り出す&卵子を冷凍保存するのに、20~50万くらいかかるみたい。
また、卵子は、1個で妊娠の確率10%くらいだから、10個くらい冷凍保存するのがいいらしい。
保管しておいてもらうんだから、維持費が別途かかる。(卵子の数によって異なるようだが、年2万~6万くらい)

40歳までしか、採卵してくれないところが多いみたいだ。40歳を超すとリスクが増えるからと。
保存も50歳までしかしてくれないとこが多いようだ。

医学が進歩して、より安全にできるようになってきているらしい。

「子供は、まだ?」というハラスメント

冷凍保存って、すごいなと思った。
色んな選択肢ができてきてるんだなと。

昔は、子供ができなかったら、諦めるしかなかった。(養子をもらうという選択肢はあっただろうが。)
今は、不妊治療で、子供を授かる方も少なくない。
そして、冷凍保存。まだパートナーと出会っていなくても、子供をもつチャンスがある。

すごい世の中だ。

子供を欲しいという人は多くいるだろう。
欲しいと思っていても、なかなか授からない人も多くいる。

20歳くらいの頃は、結婚した友達に「子供は?」「いつ頃ほしいの?」って軽く聞いていた。
でも、欲しくてもできない人もいることを知って、気軽に口にしちゃいけないと思うようになった。
その質問で傷つくし人もいる。

また、別の結婚している後輩が、自分の親から「子供はまだか?」としきりに聞かれて辛いと言っていた。親は悪気はない。ただ孫が見たいという自分の願望を娘に伝えているだけ。姑が「子供はまだか?」という嫁いびりは、昔からあっただろうけど、自分の娘に対してでも、娘がその言葉で辛くなっているなら、ハラスメントだ。

だから、仲のいい友達でも「子供は?」と聞いて、1回聞いて話したくなさそうなら、もう聞かないようにしている。もしかしたら、話したかったり、気にしていない場合もあるので、1回は聞いてみるが、その反応が悪かったら、もう聞かない。

「知らない」から生まれるハラスメント

先日、LGBTについて考えるセッションに参加した。
もし、一緒に働いている仲間がLGBTだったら・・・という話だった。

私は、自分の周りにLGBTの人がいるかどうか知らない。
私は気づいていない。

私は友達がLGBTでも、一緒に働いている仲間がLGBTでもあんまり気にしないと思っていたが、LGBTの人にとっては、「彼氏は?」「彼女は?」という質問も辛かったりする場合があるらしい。
「彼」にとってのパートナーは、「彼女」でないかもしれない。
「彼女」にとってのパートナーは、「彼」じゃないかもしれない。

言われてみたらそうなのだが、私はそれに気づいていなかった。
LGBTの人が周りにいても気にしないと言いつつ、何も相手のことわかっていない状態で、相手は打ち明ける暇もなく、私は相手を傷つけていたかもしれない。

「知る」ことからはじめよう

自分に何ができるかはわからないけど、でも、人の話や情報をより多く聞くようにしようと思う。
知っていたら、相手を傷つけるのを避けられるかもしれない。
傷つけたいわけじゃなく、無意識に誰かを傷つけるのは、自分としても辛い。だから、それを回避するためにも、色々な情報や色んな人の話を聞きたいと思う。

世の中には、いろんな人がいる。
それって、ホントに素晴らしいと思う。
その一人一人が、自分らしくいれられように、私ができること、
「知る」ことから始めたいと思う。



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